VMware Explore 開催決定!
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ヴイエムウェア、 VMware Tanzu®ポートフォリオを強化し、 クラウドネイティブ アプリの構築、実行、管理を支援

VMware Tanzuのアプリケーション モダナイゼーション ポートフォリオの強化により、
Kubernetesを活用した開発者体験と包括的な管理を提供

202291日(日本時間)東京発】
多くの企業がアプリ開発とIT運用のモダナイゼーションを通じて、ビジネスをデジタル化する必要に迫られています。従来の手法では、現在の企業が必要とする競争優位性や迅速なイノベーションを実現できません。企業の姿が、その企業が提供するデジタル サービスを前提に定義される今日、モダン アプリは単なるデジタル トランスフォーメーションの根幹ではなく、デジタル エコノミーの通貨とも言え、開発者とIT部門はクラウドネイティブ アプリ開発の現状に適応していく必要があります。

ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山中 直)は本日、米国で開催されたVMware Explore 2022を受け、VMware Tanzuポートフォリオの進化としてTanzu Application PlatformとTanzu for Kubernetes Operationsの新バージョンを発表しました。Tanzu Application PlatformとTanzu for Kubernetes Operationsは、開発者の生産性を大きく高め、構築から本番実装までのエンドツーエンドのセキュリティを実現し、Kubernetesの活用度に関わらず、大規模なマルチクラウドの安全な運用を実現します。

VMware Tanzu活用の利点
VMware Tanzuは、高度な分散環境でも一貫性のあるKubernetesの開発、デリバリ、管理を可能にし、クラウド、エッジ、データセンタにわたり採用が進んでいます。VMwareの「State of Kubernetes レポート*1」によると、65%の組織がすでにKubernetesを本番運用し、さらに48%が今後1年間で採用を大きく拡大させる予定と回答しています。VMware Tanzu for Kubernetes Operationsは、あらゆるクラウドにわたり大規模なモダン コンテナ インフラを構築できる基盤となります。Enterprise Strategy Group*2に委託した最新の調査データによると、Tanzu for Kubernetes Operationsにより、Kubernetes運用全体の管理コストが70~80%削減、応答時間が58%短縮、開発期間が3倍から5倍短縮され、モダン アプリでのKubernetes運用の簡素化と保護が実現します。

VMware Tanzu® for Kubernetes Operationsの機能追加で複数のクラウドにわたる大規模なKubernetesデプロイの効率化と保護をサポート
VMwareは、単一のチームやクラウド、あるいはマルチクラウドの全社運用など、Kubernetesインフラのあらゆる導入プロセスにも継続的に対応しています。VMware Tanzu for Kubernetes Operationsを利用して適切な基盤を構築し、開発から本番までの包括的なライフサイクルに対応する環境を確立できます。VMwareはVMware Explore 2022で、Kubernetesのデリバリ、管理を簡素化し、信頼性も向上させるTanzu for Kubernetes Operationsの主要コンポーネントとなるVMware Tanzu® Mission Control™、VMware Aria Operations for Apps(旧称:VMware Tanzu® Observability™ by Wavefront)、VMware Tanzu® Kubernetes Grid™のアップデートを発表しました。

VMware Tanzu Mission Control:マルチクラスタおよびマルチクラウドのKubernetes管理機能を強化
Kubernetesインフラの成熟化を段階的にサポートするVMwareの継続的な取り組みの一環として、VMware Tanzu Mission Controlでは、マルチクラウド、マルチクラスタのKubernetes管理機能を拡張/最適化する複数の新機能を発表しました。

  • Amazon Elastic Kubernetes ServiceEKS)クラスタのライフサイクル管理のプレビュー:VMware Tanzu Mission Controlにより、 Amazon EKSクラスタのダイレクトなプロビジョニングと管理が可能になり、開発者と運用担当者の意見の不一致を減らすとともに、より多くのクラスタタイプの選択肢を広げます。DevOpsチームは、Tanzu Kubernetes GridとAmazon EKSのクラスタ タイプのライフサイクル管理を一元化して、マルチクラウド、マルチクラスタのKubernetes管理を簡素化できます。
  • VMware Aria Automationとの統合:Tanzu Mission ControlがVMware Aria Automation(旧称:VMware vRealize® Automation Cloud™)と統合され、IaaSおよびKubernetesプラットフォームの統合運用が可能になりました。これにより、運用担当者はvSphereベースまたはパブリッククラウド上でクラウド インフラとサービス基盤を設計し、VMware Aria Automation経由でKubernetesクラスタを直接デプロイできるようになるとともに、クラスタ グループ経由でTanzu Mission Controlのポリシーを継承してVMware Aria Automationルールおよび制限事項に準拠させ、シンプルな一括管理を実現できます。
  • GitOpsによる継続的かつ一貫したクラスタ ライフサイクル管理:VMware Tanzu Mission Controlユーザは、GitOps経由でクラスタを採用し、一貫性のあるKubernetesクラスタ構成を実現できるようになりました。この機能により、VMware Tanzu Mission Controlによるクラスタ構成の管理を、Gitリポジトリから継続的デリバリで行えます。VMware Tanzu Mission Control による継続的デリバリは Flux CD上に構築され、Gitリポジトリをクラスタにアタッチし、リポジトリから YAMLアーティファクトをクラスタに同期させることでGitOpsツールチェーンでの一貫性を確保します。
  • クラスタ横断型バックアップとリストアによるアプリの信頼性向上:VMware Tanzu Mission Controlのクラスタ横断型バックアップとリストア機能により、Kubernetesアプリの運用担当者はアプリの柔軟性を高められます。また、クラウドやオンプレミスのデータセンタで稼働するあらゆるクラスタ間でアプリを移動し、アプリの耐障害性の向上とサイト リカバリの簡素化も実現できます。

VMware Aria Operations for Applicationsによる統合的なオブザーバビリティ
企業が既存のアプリ ポートフォリオをモダナイズし、クラウドネイティブ アプリの新規構築に取り組む中、アプリとKubernetesのログの一括管理を求める企業が増えています。VMware Aria Operations for Applications(旧称:VMware Tanzu Observability)による新しい統合的なオブザーバビリティ プラットフォームは、マルチクラウド環境向けに、フルスタックでシンプルな可視化と優れたユーザ体験、予測可能な価格モデルを提供します。このプラットフォームは、トレースやメトリック、ログにわたるコンテキスト データを提供するログ管理を既存の機能を追加することで機能強化を図り、より実用的なインサイトを獲得し、平均修復時間(MTTR)を大幅に短縮します。また、IT部門全体のデータ、インサイト、アクションを統合します。アプリ用にカスタマイズされすぐに使えるダッシュボードを250以上のベンダー製品と組み合わせ、あらゆるスタックから数分でリアルタイム データの取得を開始し、データのサイロ化や関係者による作戦会議、アラート疲れを解消します。

VMware Tanzu Kubernetes Grid 2.0:Kubernetesとアプリのライフサイクル管理の効率化
オンプレミス、パブリッククラウド、エッジでのコンテナ導入が進む中、これらの環境におけるKubernetesの標準化は不可欠となります。主要なオープンソース テクノロジーと自動化ツールをパッケージ化したVMware Tanzu Kubernetes Gridは、インストールとDay 2運用を簡素化し、チームの迅速な立ち上げを支援します。このたび発表したTanzu Kubernetes Grid 2.0は、IT部門や開発者がKubernetesクラスタのライフサイクルを管理/プロビジョニングするための効率的な環境を提供します。新機能として、ClusterClassによるクラスタ作成の柔軟性とコントロールの強化、オープンソースAPIの整合、アプリのライフサイクル管理機能、Carvelベースのツールが追加されています。vSphere 8との緊密な統合/組み込みにより、既存のコンピュート インフラを、複数クラウドにわたるエンタープライズ対応のKubernetes環境へと変革できます。Tanzu Kubernetes Gridは、VMware Edge Compute Stack 2.0で利用可能なコントロール ノード1台とワーカー ノード1台という小規模なクラスタ サイズもサポートしており、エンタープライズ エッジにシンプルさと拡張性を提供します。

VMware Tanzu® Application Platform™:開発者の生産性向上とDevSecOpsを簡素化する機能追加
VMware Tanzu Application Platformは、クラウドネイティブ アプリ戦略を進めるVMwareの顧客の間で、新しいアプリの構築、構成、接続、デプロイにおける複雑性を管理し、本番環境への安全なパスを実現する価値創出プラットフォームとして注目されています。VMware Tanzu Application Platformが提供するApplication Acceleratorと、迅速かつセキュアなソフトウェア構築/デプロイに必要なコンポーネントをすべて事前設定した本番環境へのパスにより、開発者の生産性を向上できます。VMware Explore 2022では、あらゆるKubernetes環境における開発者とアプリ運用担当者の体験をさらに向上させ、サプライチェーンのセキュリティを高め、さらなるエコシステム製品の統合化を図るTanzu Application Platformの新機能を先行発表しました。主要なアップデートの内容は次の通りです。

  • RedHat OpenShiftへの対応:Kubernetesプラットフォームの選択に関する柔軟性を高めるため、Tanzu Application Platform 1.3はvSphereやベアメタル上で動作するRedHat OpenShift上で利用可能となります。これにより既存のRedHat OpenShiftの資産を活用してTanzu Application Platformで価値を実現できます。

  • エアギャップ対応:Tanzu Application Platform 1.3にはエアギャップ対応インストールが追加され、高度に規制されたネットワーク非接続環境でも利用できるようになりました。これによりコンポーネント、アップグレード、パッチがシステムで確実に利用可能になり、管理された環境下で一貫して正しく動作することに加え、常に社内のデータをよりセキュアに保つことができます。

  • セキュアなソフトウェア サプライチェーンの強化:Tanzu Application Platform 1.3は、開発/運用の効率を高め、本番環境への受け渡しを加速する3つの新機能により、セキュリティのシームレスな「シフトレフト」を実現します。
    • SnykとGrypeに加え、VMware Carbon Blackスキャナとの統合(ベータ)により、サポートする脆弱性スキャナのエコシステムを拡大して選択肢を広げるとともに、サプライチェーンの保護に既存の投資を活用できるようにします。
    • 新しい集中型脆弱性監視ダッシュボードにより、アプリ チームによるデプロイ前のセキュリティ チェックとセキュアなデプロイを支援します。
    • CycloneDXに加えSPDXのソフトウェア部品表(SBoM)をサポートし、Tanzu insight CLIプラグインを介してSBoMのインポートとエクスポート方法を選択できるようにします。
  • 動的なAPI仕様の登録:Tanzu Application Platform 1.3により、アプリ開発のAPIの公開、使用、コラボレーションを自動化できます。Backstage API Docsプラグインを Tanzu Application Platform GUIに統合することで、ロールベースのアクセス制御設定を備えるAPIカタログに、セキュアなサプライチェーンを通じてワークロード仕様を自動登録し、公開できます。

  • Jenkins CI/CDの統合:Tanzu Application Platform 1.3では、既存のJenkinsパイプラインを活用できる機能を拡張し、Jenkinsとのさらなる統合が図られています。これにより、Jenkins CIコンポーネントは、CI/CDパイプライン全体で特定のステップを管理できる、すぐに利用可能なサプライチェーンの一部として使用されることになり、Tanzu Application PlatformサプライチェーンからJenkinsジョブの自動トリガーが実現します。

VMware, Inc. モダン アプリおよびマネジメント ビジネス グループ 上級副社長兼ゼネラルマネージャ アジャイ・パテル(Ajay Patel)コメント:
「企業は真のデジタル エンタープライズの実現に向け、アプリ開発/デリバリのスピード、耐障害性、セキュリティの最適化を迫られています。プラットフォーム チームには、優れた開発者体験と本番環境へのパスを提供してスピードを向上させると同時に、よりセキュアで信頼性が高く、クラウドの種類や数を問わずアプリをデプロイ/実行できるソリューションの提供が求められています。VMware Tanzuにより、データセンタでの従来型アプリの開発、あるいはクラウドでの新しいアプリの開発を問わず、ニーズに合わせてアプリをより迅速に本番環境に導入できます。vSphere with Tanzu Kubernetes GridはKubernetesを使い始めたばかりの開発者向けに、すぐに使えるプラットフォームを提供します。Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS)または任意のKubernetesディストリビューションを既に利用している場合も、Tanzu for Kubernetes OperationsとTanzu Application Platformを使って運用担当者と開発者の業務環境を大きく改善できます」

VMware Explore 2022
VMware Exploreは、VMwareのフラッグシップ カンファレンスVMworldの進化形であり、マルチクラウドに関するあらゆるトピックを網羅した、業界随一のイベントです。VMware Explore 2022では、業界主導型ソリューション セッションやテクニカル セッションを実施し、トップ クラウド パートナの90%が参加する広範なエコシステム、マルチクラウドISVの活発なマーケットプレイス、VMware CrossCloud™サービスやオープンソース コミュニティによる複数のネットワーキング イベントを開催します。VMware Exploreの詳細については、www.vmware.com/explore.html(英語)をご覧ください。 

出典・注記:
*1  The State of Kubernetes, March 2022, VMware
*2  ESG Research: Bottom line benefits of VMware Tanzu for Kubernetes Operations, Enterprise Strategy Group, June 2022

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアは、あらゆるアプリケーションに対応したマルチクラウド サービスを提供するリーディング プロバイダであり、企業によるコントロール下でのデジタル イノベーションを実現します。VMwareのソフトウェアは、イノベーションを加速させる信頼性の高い基盤として、企業が未来を築くために求められる柔軟性と選択肢を提供します。カリフォルニア州パロアルトに本社を置くVMwareは、同社の2030 Agendaを通じて、より良い未来の構築に取り組んでいます。VMwareの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。

VMware、VMware Explore、Tanzu、vSphere、VMware Aria、vRealize、VMware Anywhere Workspaceは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。