VMware、2013年第4四半期および通期の業績を発表
- 通期売上高は前年比13%増の52億1,000万米ドル、第4四半期売上高は前年同期比15%増の14億8,000万米ドルを達成
- 2013年に発生したPivotalと子会社の売却を除いた通期売上高は前年比17%増、第4四半期売上高は前年同期比20%増
- 通期の営業活動によるキャッシュフローは34%増、第4四半期の営業活動によるキャッシュフローは40%増
*本内容は、2014年1月28日(米国時間)に米国VMware, Inc.が発表した報道資料の抄訳版です。
【2014年1月28日(米国時間)カリフォルニア州発】VMware, Inc.(NYSE:VMW)は本日、2013年第4四半期および会計年度通期の業績を発表しました。
第4四半期の概要
- 第4四半期の売上高は、14億8,000万米ドルで、前年同期比15%増。2013年に発生したPivotalとすべての子会社の売却に起因する売上を除いた第4四半期の売上高は前年同期比20%増1。
- 第4四半期の営業利益は、3億7,400万米ドルで、前年同期比48%増。非GAAP ベースの営業利益は、同25%増の5億2,800万米ドル。
- 第4四半期の純利益は、前年同期の2億600万米ドル(希薄化後1株当たり利益:0.47米ドル)から、3億3,500万米ドル(同0.77米ドル)になり、1株あたりの利益が62%増。第4四半期の非GAAPベースの純利益は、前年同期の3億4,900万米ドル(同0.81米ドル)から、4億3,600万米ドル(同1.01米ドル)になり、1株あたりの利益が25%増。
- 第4四半期の営業活動によるキャッシュ フローは前年同期比40%増の6億8,800万米ドル。第4四半期のフリー キャッシュ フローは同44%増の5億9,000万米ドル。
通期の概要
- 2013年会計年度通期の売上高は、前年比13%増の52億1,000万米ドルで、2013年に発生したPivotalとすべての子会社の売却に起因する売上を除いた通期の売上高は前年同期比17%増1。
- 2013年会計年度通期の営業利益は前年比25%増の10億9,000万米ドル。非GAAPベースの営業利益は同19%増の17億7,000 万米ドル。
- 2013年会計年度通期のGAAPベースの純利益は、10億1,000万米ドル(希薄化後1株当たり利益:2.34米ドル)で、前年度の7億4,600万米ドル(同:1.72米ドル)から36%増加。2013年の非GAAPベースの純利益は、前年の12億4,000万米ドル(同:2.85米ドル)から、14億6,000万米ドル(同:3.37米ドル)になり、1株あたりの利益が18%増。
- 2013会計年度通期の営業活動によるキャッシュ フローは前年比34%増の25億4,000万米ドル。フリー キャッシュ フローは同32%減の21億9,000万米ドル。
- 2013年12月31日時点での現金、現金同等物および短期投資額は、61億8,000万米ドル、前受収益は40億900万米ドル。
最近の戦略発表と重要事項
- VMwareはVMworld® 2013とVMworld 2013 Europeを開催し、合計で31,000人以上を動員しました。また、アジア太平洋地域で顧客やパートナ、ユーザを対象としたvForumを6ヵ国で開催し、27,000人を動員しました。
- 業界をリードする企業向けのモバイル管理ならびにセキュリティのソリューションを提供するAirWatchの買収で正式に合意したと発表しました。今回の買収により、顧客にデスクトップやモバイル環境での、ユーザ/デバイス/アプリケーションの管理に向けた、最も包括的なエンドユーザコンピューティング ソリューションを提供できるようになります。また、DaaS(サービスとしてのデスクトップ)分野の業界リーダーであるDesktone, Inc.の買収も発表しています。この買収により、あらゆるユーザ向けに場所やデバイスを問わないクラウドサービスとしてのWindowsデスクトップとアプリケーションを提供できます。
- VMware vCloud® Automation Center™ 6.0、VMware vCenter™ Operations Management Suite™ 5.8、VMware IT Business Management Suite™など、アップデートされたクラウド管理ソリューションの提供開始を発表しました。これらの製品はIT管理を簡素化および自動化し、顧客のIT as a Serviceの実現をサポートします。
- 12月に英国でVMware vCloud Hybrid Service™のプライベート ベータ サービスの提供を開始するとともに、米国に新たなデータセンタを開設するなど、vCloud Hybrid Serviceに対する顧客の期待の高さと市場の機運を感じています。また、vCloud Hybrid Serviceが医療機関に対して患者情報の機密性と完全性の維持を定めた規則であるHIPAAに準拠したことを発表しました。これにより、医療業界の顧客にvCloud Hybrid Serviceの俊敏性や柔軟性を提供するとともに、顧客は患者のプライバシーを保護すると同時に、より効率的な運営に向けて患者の個人情報を共有、保管、一元管理することが可能になります。
- ネットワーク仮想化プラットフォームのVMware NSX™の一般提供開始を発表しました。これにより、VMwareがサーバー仮想化によりコンピューティングにもたらした変革を、ネットワークでも実現すると期待しています。また、セキュリティ業界のリーダーであるPalo Alto Networksとの共同開発ソリューションを通じたパートナシップを発表しました。両社の統合ソリューションにより、顧客は自社のSoftware-Defined Data Center環境で、VMware NSX™によるPalo Alto Networksの次世代ネットワーク セキュリティのプロビジョニング/配信の自動化が可能になります。
VMware, Inc. 最高経営責任者(CEO)パット・ゲルシンガー(Pat Gelsinger)コメント:
「2013年の好業績は、顧客が私たちのビジョンに賛同し、ソリューションの価値を完全に把握していることの表れと言えます。地域を問わず、世界中の顧客が、VMwareとの長期的な関係を基に、ビジネス基盤をモバイル・クラウドの環境へと転換させています」
VMware, Inc. 最高財務責任者(CFO)ジョナサン・チャドウィック(Jonathan Chadwick)コメント:
「2013年は、私たちの全ての製品領域で、顧客の需要が顕著に推移したことにより、業績は過去最高となりました。また、2014年の業績予測(ガイダンス)も上方修正しました。私たちは、顧客の将来に向けた革新的な取り組みを支援するため、長期的な成長機会に自信を深めています」
1前年度との比較成長率は、各期におけるPivotal Software, Inc.に移管した製品/サービス、ならびにVMwareによって2013年に完了した子会社の売却に起因する売上高を除きます。
■ その他、発表詳細は下記本社リリースをご覧ください(英語)
http://files.shareholder.com/downloads/VMW/1984412111x7124162x721463/66df9a17-82a2-46b0-8c64-b1f83a7d3daf/VMware_Reports_Record_Fourth_Quarter_and_Full_Year_2013_Results.pdf
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド時代においてビジネスの活性化を支援する仮想化ソリューションおよびクラウド インフラ ソリューションを提供いたします。ヴイエムウェアは、顧客がITリソースの構築・提供・利用を、発展的かつ企業特有のビジネスニーズ対応した方法で、移行できるよう支援します。ヴイエムウェアは、50万社を超える顧客、および5万5,000社を超えるパートナを有し、全世界にオフィスを展開するグローバル企業です。当社の2013年度の売上高は、52億1,000万ドルです。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。
VMware、VMworld、Desktop as a Service、vCenter, VCenter Operations Management Suite、IT Business Management Suite、vCloud Hybrid Service、NSX、vCloud Automation Center、VMware vCloudは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。
将来予想に関する記述
本プレス リリースには、長期にわたる顧客のVMwareへのコミットメント、VMwareによる2014年と長期的成長機会に関するガイダンス、AirWatchの買収、AirWatchの買収により顧客にもたらされるメリットに関する予測、HIPAA準拠を含む、発表された製品の将来における入手可能性やそれらの顧客へのメリット、ならびにPalo Alto Networksとのパートナシップにより顧客に提供されるメリットなど、将来の予想に関する記述 (forward-looking statements) が含まれています。
本プレス リリースには、過去または現在の事実に関するもの以外に、将来予想に関する記述 (forward-looking statement) が含まれており、1995年米国私募証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の「セーフハーバ」 条項 (the safe harbor provisions)に準拠しています。実際の結果は、特定のリスク要因により、将来予想に関する記述で予想された結果と大きく異なる場合があります。リスク要因には、(i) 現在の世界的な経済状況の不確定要素が及ぼす経済全体へのリスク;(ii)一般消費、政府消費およびIT消費の落ち込みまたは遅延;(iii)価格競争、業界再編、 新規競合会社の仮想化ソフトウェア、クラウド、エンドユーザならびにモバイルコンピューティングの業界への参入、VMwareの競合会社による新製品の投入およびマーケティング施策などの競合状況が含まれますが、これらに限定されるものではありません; (iv)製品発表、ベータ版の提供、製品プロモーションなど、ライセンスビジネスの売上計上時期に影響を及ぼす要素;(v) VMwareの顧客が新製品の開発およびクラウドコンピューティング、デスクトップ仮想化、software-defined data centerへの移行を実現できるか否か;(vi)顧客の新興技術に対する許容性 (賛同の有無)に起因する不確定要素;(vii) 長期ライセンスおよびサポート契約などの関する顧客の考え方の変化; (viii)仮想化ソフトウェアならびにクラウド/エンドユーザ/モバイル コンピューティングの業界の飛躍的な技術の変化に関する不確定要素;(ix) 製品開発タイムラインの変更; (x)当社とEMC社との関係、VMware本社取締役メンバの選任を含むEMC社のステークホルダの承認が必要な事柄の同社のマネジメント能力; (xi)VMwareの独自技術の知的所有権のマネジメント能力; (xii)VMwareが優秀な従業員を採用、維持できるかどうか;(xiii) 当社が買収を完了した企業および同企業が保有する資産のVMwareへの移行; (xiv)為替レートの流動性;(xv) 米国のハート・スコット・ロディノ反トラスト改正法に関する認可を含むAirWatchの買収完了条件の充足、が含まれますが、これらに限定されるものではありません。
これらの将来予想に関する記述は、現時点での予想に基づくものであり、状況、重要性、価値、および効果の不確実要素と変化、ならびに 最新の報告書 Form 10-K、 Form 10-Q、Form 8-Kを含む米証券取引委員会に提出した文書に詳しく記載されているその他のリスクによる影響を受けることがあり、実際の結果が予想と異なる可能性があり ます。当社は、このリリース後にこれらの将来予想に関する記述を更新する義務を一切負いません。