VMware、2010 年第 2 四半期決算を発表
*本内容は、2010年7月20日(米国時間)に米国VMware, Inc. が発表した報道資料の抄訳版です。
【2010年 7 月 20 日 (米国時間) 米カリフォルニア州発】 VMware, Inc. は本日、2010 年第 2 四半期の決算報告書を発表しました。
- 第 2 四半期の売上高は 6 億 7,400 万ドルで、前年同期比で48%の増収を達成しました。
- 第 2 四半期のGAAP ベースの営業利益率は 1億100 万ドルで、前年同期比で 166% の増益となり、非 GAAP ベースの営業利益率は前年同期比で94%増の1億8,700 万ドルでした。
- 第 2四半期のGAAP ベースの純利益は、前年同期の3,300 万ドル (希薄化後 1 株あたり 0.8ドル)から、7,500 万ドル (希薄化後 1 株あたり利益は 0.18 ドル) となりました。また、当四半期の非GAAP ベースの純利益は、1億4,200 万ドル (希薄化後 1 株あたり 0.34 ドル) で、前年同期は 8,000 万ドル (希薄化後 1 株あたり 0.20 ドル) でした。
- 2010 年 6 月 30 日時点の現金および現金同等物は、前年同期比で21%増の28 億ドルで、総繰延収益は 15 億ドルで、前年同期比で、58% 上昇しました。
- 2010年 6 月 30 日までの直近 12 カ月では、営業活動によるキャッシュ フローは、前年同期比で3%増の 11億ドル、フリーキャッシュ フローは、33%増で10 億ドルでした。
第 2 四半期の米国の収益は 3 億 3,400 万ドルで、2009 年第 2 四半期比で 43% 増加しました。 また、同時期の海外の収益は、53%増の 3 億 4,000 万ドルでした。
ライセンス収益は前年比で 42% 増の 3 億 2,400 万ドルでした。ソフトウェアの保守およびプロフェッショナル サービスを含むサービス収益は 3億 5,000 万ドルで、2009 年第 2 四半期から 54% 上昇しました。
VMware 最高財務責任者(CFO)マーク・ピーク (Mark Peek)のコメント:
「当社の第 2 四半期の高い業績は、すべての地域及び製品に需要があったことが理由です。第 3 四半期については、ライセンス収益がフラット、総売上では6 億 8,000 万から 7 億 500 万ドルに増加すると予想しています。2010 年の通期売上高については、見込みを上げて 27 億 2,500 万ドル ~ 28 億ドルと予測しています。これは 2009 年比で 35% ~ 38% の増加です。 」
VMware の社長兼 最高経営責任者(CEO)ポール・マリッツ (Paul Maritz)のコメント:
「インフラスの革新、クラウド コンピューティングへの実践的な移行に対し、VMware が提供する価値をお客様が引き続き認めてくださったことに感謝しています。お客様がこれらを推進するために、支援できる戦略的パートナが求められています。VMware は今後も、サービスとしての IT (IT-as-a-service) を実現するソリューションを提供すべく投資を継続します。」
最近の戦略発表と重要事項:
- VMware は 2010 年 7 月 13 日に、VMware の主力製品で、仮想化およびクラウド インフラ プラットフォームのアップデート版となる VMware vSphere 4.1 を発表しました。VMware vSphere 4.1 は拡張性とパフォーマンスの大幅な向上に加え、新しい管理機能によってクラウドに極めて強固な基盤を提供し、VMware は仮想化の標準をさらに高めました。また今回の発表と共に、管理製品である VMware vCenter ファミリの拡張と、中小規模企業向け市場を対象にした新パッケージも発表致しました。
- 2010 年の第 2 四半期に、VMware が提供する Open PaaS(Open Platform-as-a-Service) 製品をさらに推進し、プライベートおよびパブリックのクラウド環境でアプリケーションのポータビリティを実現するという計画を発表しました。発表では、洗練されたデータ キャッシング機能を実現できる Gemstone を買収した点、Salesforce.com との新たなパートナシップにより Java および Spring Framework の開発者がクラウドに新しいアプリケーションを展開したり Salesforce.com の機能を活用したりできるようになる点、さらに Google とのパートナシップにより Spring Framework が Google App Engine に統合されるという点が含まれています。
- 2010 年 6 月 9 日に、VMware と Novell は OEM 契約を結び、パートナシップを拡張することを発表しました。この OEM 契約により、VMware は SUSE® Linux Enterprise Server OSを vSphere のお客様に追加費用なしで配布およびサポートします。この契約により、お客様はより簡単かつ高い費用対効果で Linux アプリケーションを仮想化し、完全に仮想化されたデータ センタへの進化を加速させ、アプリケーションをクラウド環境に簡単に移植できるようになります。
■その他、発表詳細は下記本社リリースをご覧ください(英語サイト) http://www.vmware.com/company/news/releases/vmw-q210-earnings.html
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト) は、あらゆる規模の企業を活性化する、ビジネスインフラの仮想化をIT部門へ提供いたします。業界をリードする仮想化ソリューション・プラットフォームであるVMware vSphere™を導入することで、お客様は設備投資や運営経費の削減、俊敏性の向上、ビジネス継続性の確保、およびセキュリティの強化を、環境への貢献を行いながら実現することができます。2009 年度に20 億ドルの売上、19万社を超えるお客様、および2 万5 千社を超えるパートナを持つヴイエムウェアは、最も急速な成長を遂げているソフトウェア企業のひとつであり、企業のCIOによって常に「最優先」と位置付けられている企業です。ヴイエムウェアの詳細は www.vmware.com/jp にてご覧いただけます。
VMware、VMwareロゴは、VMware,Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての社名および製品名はそれぞれの企業の商標もしくは登録商標です。
将来予想に関する記述
本プレス リリースには、VMware の第 3 四半期および通期の売上予測、当社のテクノロジおよび製品がお客様にもたらす価値および IT インフラストラクチャとクラウド コンピューティングで果たす役割、当社の将来の投資計画やお客様とのパートナシップ計画、さらには Salesforce.com や Google といったビジネス パートナやお客様に提供する当社のプライベートおよびパブリック クラウド環境向け Open PaaS 製品の開発および実装など、将来の予想に関する記述 (forward-looking statements) が含まれています。
本プレス リリースには、過去または現在の事実に関するもの以外に、将来予想に関する記述 (forward-looking statement) が含まれており、1995 年米国私募証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の 「セーフハーバ」 条項 (the safe harbor provisions) に準拠しています。実際の結果は、特定のリスク要因により、将来予想に関する記述で予想された結果と大きく異なる場合があります。リスク要因には、(i)現在の世界的な経済状況の不確定要素が及ぼす経済全体へのリスク;(ii)一般消費およびIT消費の落ち込みまたは遅延、お客様と企業が購入を延期し、製品の需要に負の影響を与えることによるリスク;(iii)価格競争、業界再編、新規競合会社の仮想化市場への参入、競合会社による新製品の投入およびマーケティング施策などの競合状況が含まれますが、これらに限定されるものではありません;(iv) ライセンスビジネスの売上計上に影響を及ぼす製品発表やベータ版の提供時期;(v) お客様が新製品および新規プラットフォームを開発できるかどうか、および、これらに移行できるか否か;(vi)お客様の新興技術に対する許容性(賛同の有無)に起因する不確定要素;(vii) 長期ライセンスおよびサポート契約などの関するお客様の考え方の変化; (viii)仮想化ソフトウェアおよびクラウドコンピューティングプラットフォームの飛躍的な技術革新および市場変化に関する不確定要素;(ix) 製品開発タイムラインの変更; (x)当社とEMC社との関係、当社の本社取締役メンバの選任を含むEMC社のステークホルダの承認が必要な事柄の同社のマネジメント能力; (xi)当社の独自技術の知的所有権のマネジメント能力; (xii)当社が優秀な従業員を採用、維持できるかどうか;(xiii) 当社が買収を完了した企業および同企業が保有する資産のVMwareへの移行; (xiv)為替レートの流動性が含まれますが、これらに限定されるものではありません。
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