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ヴイエムウェア、大規模なSoftware-Defined Data Centerの導入や稼働を容易に実現するソリューションを発表

ヴイエムウェア、大規模なSoftware-Defined Data Centerの導入や稼働を容易に実現するソリューションを発表

統合型システムによるSoftware-Defined Data Centerの実現に向け、初の完全自動化ソフトウェアスイートとなるVMware EVO SDDCを発表

最新のVMware Virtual SAN 6.1により、業界先進のハイパーコンバージド インフラ スタックがさらに進化

【2015年9月1日 (日本時間)東京発】
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジョン ロバートソン)は本日、大規模なSoftware-Defined Data Center(SDDC)の構築と稼働を大幅に簡素化させるVMware EVO™ SDDC™とVMware Virtual SAN™ 6.1を発表しました。

ヴイエムウェアの統合ハイブリッド クラウド プラットフォームの基盤となるSDDCは、抽象化やプール化、自動化といった仮想化の本質をデータセンタのあらゆるリソースやサービスへと拡張します。これにより、SDDCの効率性は飛躍的に向上します。仮想化をデータセンタ全体へと拡張させることにより、IT部門は導入やプロビジョニングに要する時間を数日から数時間へと短縮できるだけでなく、設備投資(CAPEX)も最大49%注1削減できるようになります。

VMware EVO SDDCにより、顧客はサービスとしての仮想インフラを、より容易に導入、運用でき、プライベート/パブリック/ハイブリッド クラウドを迅速、効率的、かつ高い管理性のもと、構築、稼働できるようになります。VMware EVO SDDCは、ヴイエムウェアのハイパーコンバージド インフラの基本コンポーネントとなるVMware vSphere®、VMware Virtual SAN、VMware NSX™で構成され、あらゆる一般的なx86インフラ上で稼働する単一の統合されたソフトウェア・レイヤに向けてコンピューティング、ストレージ、ネットワークが統合された環境を実現します。

SDDCを最も容易に導入・運用する方法
VMware EVO SDDC(旧称:VMware EVO: RACK™)は、統合型システムでSoftware-Defined Data Centerを実現させるための完全自動化のソフトウェアスイートです。企業やサービス プロバイダは、VMware EVO SDDCを利用して、大規模なSDDCを構築できます。IT部門はVMware EVO SDDCにより、ビジネスモビリティに向けたアプリケーションやインフラのデリバリの自動化から、高い可用性と耐障害性を備えたインフラまで、データセンタの重要な拡張に際して、安全性や管理性、幅広い選択肢などを犠牲にすることなく、施策を講じることができます。

VMware EVO SDDCには、新しいインテリジェント オートメーション エンジンとなるVMware EVO SDDC Manager™が含まれています。これにより、ソフトウェアやサーバ、トップオブラック型スイッチならびにスパイン スイッチなど、仮想/物理の両リソースの起動やプロビジョニング、モニタリングに要する時間を大幅に短縮します。VMware EVO SDDC Managerは、単一の仮想ラックとして、複数のラックにわたるリソースをプール化し、可用性やパフォーマンスの要求に基づいたワークロードのドメイン容量を動的に構成できるようにします。また、ハードウェアならびにヴイエムウェアのソリューションに統合されたソフトウェア スタックの全体にわたり自動化されたライフサイクル管理を提供します。ライフサイクル管理には以下が含まれます。

  • コンピューティング
    業界で定義された仮想化ソリューションであるVMware vSphereは、高可用性、耐障害性、オンデマンドなクラウドインフラを提供し、ビジネスクリティカルなアプリケーションからクラウド ネイティブ アプリケーションまで、あらゆるアプリケーションの稼働/保護/管理を実現します。
  • ストレージ
    VMware Virtual SANは、ビジネスクリティカルなアプリケーションなど、仮想マシン向けに最適なストレージ プラットフォームです。64ノードのVMware Virtual SANのクラスタは8ペタバイトを上回るストレージ容量を構成できるとともに、ほぼ完全にリニアな拡張性で最大700万IOPSを実現します。
  • ネットワーク
    これまで数百に上る顧客が、VMware NSXを基に十分な潜在力を有するSDDCを構築してきました。VMware EVO SDDC に統合されるVMware NSXは、下位にある物理ネットワークを仮想ネットワークへと抽象化し、マルチティアネットワークやセキュリティ サービスのプロビジョニングに要する時間を数週間から数秒へと短縮します。また、VMware NSXは、マイクロセグメンテーションや仮想マシンと協調した緻密な自動化されたポリシーにより、データセンタ内のセキュリティ対策としても機能します。
  • クラウド管理
    VMware vRealize™ Operations™は、予測分析やポリシーベースの自動化機能を備え、物理/仮想/クラウド インフラにわたって、インテリジェントな稼働管理を提供します。VMware vRealize OperationsとVMware vRealize Log Insight™の組み合わせにより、IT担当者はオペレーション全体の管理として構造化/非構造化データを組み合わせた分析が可能となり、全社的なパフォーマンスを向上させ、オペレーションの分断を回避できます。

VMware EVO SDDCには、Hardware Management Servicesも含まれており、異なる種類のスイッチ、サーバ、配電ユニット(PDU)などの各ハードウェアの特長を損なうことなく抽象化し、管理が可能になります。ヴイエムウェアは、このソリューションをオープンソースとして提供する予定で、パートナとの幅広いエコシステムとの協業を通じて、あらゆるハードウェアとの互換性とテクノロジの向上に寄与するハードウェア管理ソリューションの継続的な進展を図っていきます。

VMware EVO SDDCのユーザは、仮想デスクトップ インフラのVMware Horizon®とVMware vRealize Automation™をVMware EVO SDDCに追加し、Infrastructure as a Serviceを構築できます。さらに、ヴイエムウェアはサービスプロバイダの環境をサポートするため、VMware EVO SDDCとVMware vCloud Director®やVMware Integrated OpenStackとの将来的な統合についても検証を進めています。

VMware EVO SDDCは、ラックの3分の1の規模から、サーバ1台を追加単位として、数千のノードを有する複数のラックまで拡張させることができます。各ラックで最大1,000台の仮想マシン(VM)、あるいは2,000以上のデスクトップVMをサポートでき、クラウドや仮想デスクトップ向けの効率性と拡張性に優れたインフラとなります。

VMware EVO SDDCは、まずは、パートナであるDell、QCT(Quanta Cloud Technology)やVCEからOEMの統合システム製品として提供される予定です。その後、顧客はVMware EVO SDDCをソフトウェアとして購入したり、事前認定のパートナの協力を得て、ソフトウェアをハードウェアに統合したりすることも可能になる予定です。

ヴイエムウェアのハイパーコンバージド インフラの基礎となるVMware Virtual SAN 6.1
VMware Virtual SAN 6.1は、新機能のStretched Cluster や、5分間の目標復旧時点(RPO)を提供する強化されたVMware vSphere Replication™を備えることで、ビジネスクリティカルな環境で、幅広いデータ保護オプションを提供します。さらに、最新バージョンでは、VMware vRealize Operationsとの密連携に加え、パフォーマンス モニタリング、原因分析、キャパシティ プランニング向けのヘルスチェック機能を通して、高度な管理やモニタリング機能を提供します。

VMware Virtual SANは、VMware vSphereを利用した仮想インフラ向けの最適なストレージとして設計されています。優れたパフォーマンス、拡張性、柔軟性、低遅延、低コストなどの特長を有し、仮想環境向けの基本的なストレージサービスを提供します。VMware Virtual SANは、ビジネスクリティカルなアプリケーションから仮想デスクトップ インフラ、リモートIT、検証、開発に至るまで、企業でのあらゆる利用局面に適しています。

ヴイエムウェアが、15ヵ月前に世界中でハイパーコンバージド インフラ スタックを提供開始してから、2,000以上のユーザが導入しました。ポリシーベースのストレージ管理を特長とするVMware Virtual SANにより、ストレージ管理モデルはデバイスからアプリケーションへと移り、IT管理者はアプリケーションに対するストレージのプロビジョンを数分で完了できるようになります。

VMware Inc. 統合システム事業部門担当 副社長 兼 ゼネラル マネージャ ジョン ギルマーティン(John Gilmartin)コメント:
「企業はより俊敏、より反応を早くし、収益を創出できるようにするためにSDDCアーキテクチャを導入しています。VMware EVO SDDCは、導入/稼働/拡張を容易にできる包括的かつ統合されたシステムを実現させるヴイエムウェアのSDDCポートフォリオの全てのイノベーションを有しています」

VMware Inc. ストレージ可用性事業部門担当 副社長 兼 ゼネラル マネージャ チャールズ ファン(Charles Fan)コメント:
「私たちの顧客は、VMware Virtual SAN がVMware vSphere仮想マシン向けのシンプルでパフォーマンスの高いストレージソリューションであるとして、VMware Virtual SANを導入しています。エンタープライズ向けに求められる可用性やデータ保護、新しいフラッシュハードウェア デバイスのサポート、高度な管理機能やトラブルシューティング機能など、新たにVMware Virtual SANで強化された機能はまさに、エンタープライズ規模の顧客が求めるストレージソフトウェアへの急激な進化の表れでもあります」

■ご購入および価格について
VMware EVO SDDCはヴイエムウェアのパートナを通じて、2016年前半に出荷開始される予定です。VMware Virtual SAN 6.1は、2015年第3四半期に一般提供が開始される予定です。

注1)“For Lowest Cost and Greatest Agility, Choose Software-Defined Data Center Architectures Over Traditional Hardware-Dependent Designs,” Taneja Group, August 2014

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド インフラとビジネス モビリティの分野で業界をリードしています。VMwareの業界をリードする仮想化技術をベースとしたソリューション群を通じて柔軟性、俊敏性、安全性に優れたITの新しいモデルを実現します。顧客はあらゆるアプリケーションの開発の高速化、提供の自動化、安全な利用を実現することでこれまで以上にイノベーションを加速できます。VMwareは、50万社を超える顧客、および7万5,000社を超えるパートナを有し、米国カリフォルニア州シリコンバレーの本社のほか全世界にオフィスを展開しています。当社の2014年度の売上高は、60億米ドル以上です。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。

VMware、VMworld、EVO、EVO SDDC、EVO SDDC Manager、Virtual SAN、vSphere、NSX、EVO: RACK、vRealize、vRealize Operations、 vRealize Automation、Log Insight、Horizon、vCloud、vCloud Director、vSphere Replicationは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。「パートナ」または「パートナシップ」という言葉は、当社と他社との法的な協力関係を示すものではありません。

将来予想に関する記述
本プレス リリースには、VMware Virtual SAN 6.1、EVO:RACK、VMware EVO SDDCテクノロジで予定される提供開始時期、特長や顧客へのメリット、統合ハイブリッド クラウド プラットフォームの特長や顧客へのメリット、これらのテクノロジとヴイエムウェアのハイパーコンバージド インフラやストレージ ソリューションなどのテクノロジとの将来的な統合、これらテクノロジが業界に与える潜在的な影響関する記述 (forward-looking statements) が含まれています。

本プレス リリースには、過去または現在の事実に関するもの以外に、将来予想に関する記述 (forward-looking statement) が含まれており、1995年米国私募証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の「セーフハーバ」 条項 (the safe harbor provisions)に準拠しています。実際の結果は、特定のリスク要因により、将来予想に関する記述で予想された結果と大きく異なる場合があります。リスク要因には、(i)優先事項や予算配分の変化;(ii)現在の世界的な経済状況の不確定要素が及ぼす経済全体へのリスク;(iii)IT消費の落ち込みまたは遅延;(iv)価格競争、業界再編、 新規競合会社の企業向けソフトウェアやクラウド コンピューティングの業界への参入、VMwareの競合会社による新製品の投入およびマーケティング施策などの競合状況が含まれますが、これらに限定されるものではありません;(v)VMwareの顧客が新製品の開発およびクラウドコンピューティングやsoftware-defined data centerへの移行を実現できるか否か;(vi)顧客の新興技術に対する許容性 (賛同の有無)に起因する不確定要素;(vii)仮想化ソフトウェアならびに企業コンピューティング向けのアプリケーション プラットフォームの業界での急激な技術や市場の変化;(viii)製品の開発タイムラインの変更;(ix)関連するテクノロジの成功裡の相互運用や統合;(x)VMwareの独自技術の知的所有権のマネジメント能力;(xi)VMwareが優秀な従業員を採用、維持できるかどうか、などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。

これらの将来予想に関する記述は、現時点での予想に基づくものであり、状況、重要性、価値、および効果の不確実要素と変化、ならびに 最新の報告書 Form 10-K、 Form 10-Q、Form 8-Kを含む米証券取引委員会に提出した文書に詳しく記載されているその他のリスクによる影響を受けることがあり、実際の結果が予想と異なる可能性があり ます。当社は、このリリース後にこれらの将来予想に関する記述を更新する義務を一切負いません。