VMware、エンタープライズ ハイブリッド クラウドの普及を加速する VMware vCloudの新たなラインナップを発表
VMware vCenter Site Recovery Manager ™5により クラウドベースのディザスタ リカバリを実現VMwareとパートナで提供するグローバル クラウド
*本内容は、2011年8月29日(米国時間)に発表された報道資料の抄訳版です。
【 2011 年 8 月 29 日(米国時間)米国ラスベガス発】VMware, Inc.(NYSE:VMW)は、VMworld® 2011にて、世界最大のサービス プロバイダ ネットワークにおける、クラウド サービスの容易な検索、接続、管理を可能にする新たなvCloudラインナップを発表しました。VMwareサービス プロバイダ プログラム(VSPP)は、世界62ヵ国の5,600を超える企業の参加により、VMwareクラウド インフラ上で構築されたクラウドサービスの広範な選択肢をお客様に提供し、VMwareで仮想化されたデータセンタの機能拡張としての役割を果たしています。
VMwareとパートナは、 エンタープライズ ハイブリッド クラウドの普及を以下の取り組みにより加速します。
Global Connect – 複数のサービス プロバイダ、複数の地域からなる単一のグローバル クラウド
2010年8月に発表されたVMware vCloud Datacenter Serviceは、 VMware vSphere®、 VMware vShield ™、 VMware vCloud Director ™で構成される、VMwareクラウド インフラ上で構築されたエンタープライズ クラスのパブリック クラウド サービスです。VMwareが認定し、グローバル共通の管理/セキュリティを提供するこのサービス プロバイダのネットワークは、2011 年末までに 世界13ヵ国、25ヵ所のデータセンタに拡張される予定です。現在、VMwareとパートナは、vCloud Datacenter Serviceのオプション機能として、複数の地域のプロバイダから提供されるクラウド サービスを単一の仮想クラウドとして利用可能にするGlobal Connectの導入を進めています。Global Connectサービスを提供する最初のプロバイダには、BlueLock社、SingTel社およびソフトバンクテレコム株式会社が予定されています。
Global Connectは、高性能(低遅延)かつ高可用性を備えたクラウド コンピューティングを複数の地域で運用したい多国籍企業を対象に、データの機密性、ローカリティ、プライバシに関する国際規制に対応するより容易な手法を提供します。企業は、Global Connectを使用して、国際的なサービスを統括する自国のvCloud Datacenterサービス プロバイダと直接連携し、単一の契約の下、シームレスに提供されるサービスを利用します。また、 VMware vCloud Connectorを使用することで、複数のクラウドの一元管理が可能になります。
VMware vCloud Connector ™ 1.5 :プライベート クラウドとパブリック クラウド間の高速かつ信頼性の高い転送を実現
2011年2月に発表された VMware vCloud Connectorは、1300以上の顧客により活用されています。VMware vCloud Connectorを利用すると、vSphereクラスタ、プライベート クラウド、パブリック クラウドにまたがってワークロードを表示、転送、管理することができます。VMwareがvCloud Connector 1.5とともに提供する高速かつ信頼性の高い新たなデータ転送アーキテクチャは、ワークロード転送の時間を短縮すると同時に、ネットワーク障害によって中断された転送を自動的に再試行/再開します。vCloud Connector 1.5は、互換性のあるすべてのWeb ブラウザからアクセスすることができ、vCenter Console のプラグインとしても利用できます。
vcloud.vmware.com – エンタープライズ ハイブリッド クラウドのポータルサイト
VMware は、仮想化されたデータセンタをお客様がハイブリッド クラウドに簡単に拡張できるように、vCloudサービス プロバイダを検索し、サービスの提供範囲を確認し、新しいクラウド サービスを手軽に試用することができるWeb サイトを本日開設しました。お客様は、vCloud Connector 1.5 Webクライアントを使用して、それらのクラウド サービスにワークロードやデータを簡単に素早く転送することができます。
VMware vCenter Site Recovery Manager 5 によるクラウドベースのディザスタ リカバリ
本日、VMwareのサービスプロバイダパートナ4 社が、 vCenter Site Recovery Manager 5(日本時間2011 年7月13日発表)を用いたクラウドベースの新しいディザスタ リカバリ サービスを導入する計画を発表しました。FusionStorm社、Hosting.com社、iland社、VeriStor社が、サービスを提供する最初のプロバイダになる予定です。このサービスにより、災害が発生した場合、サービス プロバイダのサイトにフェイルオーバすることで、あらゆる規模の企業がアプリケーションを簡単かつ低コストで保護できるようになります。これらのクラウドベースのサービスは従量課金モデルで販売されるため、専用のスタンバイサイトを持つことにより発生していた膨大なコストを削減することができます。
これは、新たにリリースされた vCenter Site Recovery Manager 5の VMware vSphere Replication の機能によって実現するものです。VMware vSphere Replicationは、業界で最初のハイパーバイザによるレプリケーション機能であり、プライマリ サイトとリカバリ サイトに同一のストレージ環境を構築する必要を無くします。これにより、顧客サイトとパブリッククラウド間でのレプリケーションが非常に容易になります。
災害が発生したり、リカバリ テストを実行する場合、vCenter Site Recovery Managerは、フェイルオーバ処理全体を自動実行し、管理します。また、処理を再開する準備ができた時点で、お客様のサイトに自動的に「フェイルバック」することも可能です。
VMware クラウド インフラ スイート – エンタープライズ ハイブリッド クラウドの基盤
VMware vSphere 5と、 VMware vCenter Site Recovery Manager 5、 VMware vCloud Director 1.5 、 VMware vShield 5(日本時間2011 年7月13日発表)などのクラウド インフラ スイートは、エンタープライズ ハイブリッド クラウドの基盤となります。これらの製品群は、IT基盤における既存の投資効率を高めると同時に、運用の俊敏性を改善します。
VMware Inc. 副社長兼クラウド サービス担当 ダン チュウ(Dan Chu)コメント:
「当社のお客様は、 信頼性が高く、高性能で安全、そして既存のアプリケーションとデータセンタの運用に適したクラウド環境に大きな関心を持っています。VMwareとパートナがこのようなサービスを唯一提供できることから、VSPPは今年174%の成長を遂げています。本日、当社が発表した新製品と新機能は、サービス プロバイダが提供するVMware vCloud ベースの製品を今後も改良/発展させ、革新的でありながら運用とインフラにおける既存の投資を維持できる方法で、クラウドの持つ俊敏性のメリットをお客様が迅速に享受できるよう支援します」
■ご購入方法、価格および提供可能時期:
VMware vCloud Connector 1.5は、現在、無料ベータ ダウンロードが公開されています。一般発売は 2011年の第4四半期を予定しています。VMware vCloud Connector 1.5 は、日本語環境にも対応します。
*USリリース原文、およびパートナ各社からのコメント、各社リリースへのリンクはこちらをご覧ください。 http://www.vmware.com/company/news/releases/vmw-vcloud-vmworld-082911.html
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア (本社: カリフォルニア州パロアルト) は、あらゆる規模の企業を活性化する、仮想化ソリューションおよびクラウド インフラストラクチャ ソリューションを IT 部門へ提供いたします。業界をリードする仮想化プラットフォームである VMware vSphere™ を導入することで、お客様は設備投資や運営経費の削減、俊敏性の向上、ビジネス継続性の確保、およびセキュリティの強化を、環境への貢献を行いながら実現することができます。2010 年度に 29 億ドルの売上、25 万社を超えるお客様、および 2 万 5 千社を超えるパートナを持つヴイエムウェアは、最も急速な成長を遂げているソフトウェア企業のひとつであり、企業の CIO によって常に 「最優先」 と位置付けられている企業です。VMware の詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。
VMware、VMworld 、VMware vCloud, VMware vShield, vCloud Director, vCloud Connector, Site Recovery Managerおよび VMware vSphere は、米国およびその他の地域における VMware, Inc. の登録商標です。この文書に記載されているその他のすべての商標および名称は、各社の商標です。 「パートナ」 または 「パートナシップ」 の記述は、ヴイエムウェアと他社との法的なパートナシップ関係を意味するものではありません。
将来予想に関する記述 :
本プレス リリースには、過去または現在の事実に関するもの以外に、将来予想に関する記述(forward-looking statement)が含まれており、1995 年米国私募証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の「セーフハーバ」条項(the safe harbor provisions)に準拠しています。これらの将来予想に関する記述は、新しいvCloud製品にて将来提供される機能、それらの入手性、将来のITの進化への期待、VMware製品の役割およびそれら製品がユーザにもたらすメリットを含みますが、これらに限定されるものではありません。実際の結果は、特定のリスク要因により、将来予想に関する記述で予想された結果と大きく異なる場合があります。リスク要因には、(i)世界的な経済状況や市場状況の悪化;(ii)一般消費および IT消費の落ち込みまたは遅延;(iii)価格競争、業界再編、新規競合会社の仮想化市場への参入、競合会社による新製品の投入およびマーケティング施策 などの競合状況が含まれますが、これらに限定されるものではありません;(iv)お客様の新製品の開発、および新しい製品、クラウドコンピューティングなど新たなコンピューティング戦略へ移行する能力; (v) お客様の新興技術に対する許容性(賛同の有無);(vi) 仮想化ソフトウェアおよびクラウドプラットフォームおよびデスクトップコンピューティングプラットフォームの飛躍的な技術革新および市場変化; (vii)製品開発スケジュールの変更;(viii)当社の独自技術のマネジメント能力; (ix)当社が優秀な従業員を採用、維持できるかどうかなどの不確定要素が含まれますが、これらに限定されるものではありません。これらの将来予想に関する記述は、現時点での予想に基づくものであり、状況、重要性、価値、および効果の不確実要素と変化、ならびに 最新の報告書 Form 10-Q、Form 10-K、 Form 8-Kを含む米証券取引委員会に提出した文書に詳しく記載されているその他のリスクによる影響を受けることがあり、実際の結果が予想と異なる可能性があり ます。当社は、このリリース後にこれらの将来予想に関する記述を更新する義務を一切負いません。