VMware、”IT as a Service”(サービスとしてのIT) の推進を加速するクラウドインフラ戦略の拡大と新製品を発表
*本内容は、2010年8月31日(米国時間)に発表された報道資料の抄訳版です。
【 2010 年 8 月 31 日 ( 米国時間 ) VMworld 発】 VMware, Inc. (NYSE: VMW) は本日、最新のITインフラに関する当社のビジョンおよび、4つの新製品と2つの新サービスを発表しました。これらの製品とサービスにより、企業やサービ スプロバイダは、各々が求める管理性と柔軟性を確保・維持しながら、クラウド コンピューティングがもたらす多くの恩恵を享受できます。
“IT as a Service”と は、運用効率、競争力、業務対応スピードの改善を目的とし、ITをさらにビジネス向けに最適化するアプローチです。このアプローチは、ITがITサービス 構築から、サービス構築、活用をビジネス ニーズに対応して最適化するというものです。それは、従来のITの概念であった「コストセンタとしてのIT」から「バリュー クリエータ」へと変化させるということです。
VMware vSphere ™をベースに開発された当社の新しいクラウドインフラ製品およびサービスは、プライベート クラウドとパブリック クラウドをシームレスに繋ぐ、ハイブリッド クラウド モデルを提案します。
- VMware vCloud ™ Director : インフラ サービスを提供、利用するための新しいモデル : VMware vCloud Director は、IT 部門によるインフラ サービスの提供方法と、ユーザによるこれらのサービスの使用方法に変革をもたらします。VMware vCloud Director おいてはVMware vSphere のリソース プール機能が拡張されているため、IT 部門は、管理ポリシ、サービス品質の要件、価格が定義されたコンピューティング、ストレージ、およびネットワークリソースから成る論理プール、「仮想デー タ センタ (VDC)」を構築することが可能です。IT組織は、完全に自動化されたセルフ サービスとして、これらのVDCを、仮想アプライアンス、仮想マシン、OSイメージなどをカタログと共に、ユーザに提供することができます。
お客様は、 VMwareのテクノロジ パートナ、サービス プロバイダによって構成されている当社のパートナ ネットワークの サポートを通じて、安全性の高い、互換性を有するパブリッククラウドを追加することで、各々のデータセンタの容量を拡張させ、これをプライベート クラウドのように簡単に管理することが出来ます。IT部門は、このハイブリッド モデルによって、企業にとってのサービス プロバイダとしての役割を果たし、セキュリティと管理性を維持しながら、クラウド コンピューティングのメリットを享受することができます。
■パートナ各社からのコメントはこちらへ(英語サイト)
http://www.vmware.com/company/news/releases/vmworld-2010-ecosystem.html■VMware vCloud™ Director に関する詳細はこちらへ
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/vmworld/vmware-vcloud-director-backgrounder-en.pdf
- VMware vShield ™ 製品ファミリ:物理システムよりも優れたセキュリティを、クラウド環境に
VMware は本日、仮想およびクラウド環境向けに開発されたセキュリティ モデルを提供する3 つの新製品を発表しました。従来のエンタープライズ セキュリティでは、ハードウェアに関連付けられたエージェント、専用ハードウェアを必要とし、脆弱な構成を採用しなければなりません。クラウド環境の持つ 動的な性質 (アプリケーションおよびサービスは可搬)を活かすには新しいアプローチが必要です。VMwareの vShield App、vShield Edge、および vShield Endpointは、ファイヤ ウォール、VPN、ロード バランシングを含むセキュリティおよびエッジ サービスを仮想化し、それらのサービスを物理インフラの制約から解放すると共に、適応力の高い、プログラマブルな単一のセキュリティ インフラを提供します。 このセキュリティ インフラは、従来のアプローチの特長であった複雑さや厳格さに起因する非効率性を排除し、IT管理チームに対して、さらに高い可視性と管理性を提供しま す。VMwarevShield Edgeは、パートナ ソリューションと組み合わせることにより、従来の物理インフラへの展開モデルよりセキュアで、VMwareによって仮想化されたクラウド環境を、従来モデ ルの5分の1のコストで提供します。
■VMware vShield に関する詳細はこちらへ
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/vmworld/security-media-backgrounder-en.pdf
- VMware vCloud Datacenter Services :主要サービス プロバイダによって提供される相互運用可能なエンタープライズ クラスのハイブリッド クラウド
パ ブリック クラウド サービスは、セルフ サービスで、コンピューティング容量を従量課金制にて提供するサービス モデルの代替モデルを、新たに提案しています。しかしながら、セキュリティやコンプライアンスの問題、サービス品質要件の不明確さ、特定のベンダによる囲 い込みへの心配など、企業が抱える様々な懸念は、パブリック クラウド サービス普及・導入の大きな障害となっています。VMware vCloud Datacenter Servicesは、上記のような問題を解決し、企業が各々のデータセンタを外部 クラウドへ拡張できる方法を提供します。Bluelock、COLT、SingTel、Terremark、Verizon などの業界をリードする主要サービス プロバイダから提供されるVMware vCloud Datacenter Servicesは、インフラ、管理、およびセキュリティにおいて世界的に共通モデルを活用しており、お客様は社内の VMware 仮想インフラとパブリック クラウドとの間で、迅速かつシームレスにコンピューティング ワークロードを移動できます。
VMware vCloud Datacenter Servicesは、VMware認証の相互運用性とポータビリティ、監査可能なセキュリティ制御、SAS-70-Type-II または ISO-27001による認証、および動的にポートを開放・閉鎖するステイトフル ファイヤウォール、レイヤ2のネットワーク分離、ロール ベース アクセス コントロール、LDAP統合などの仮想アプライアンス セキュリティ機能を提供します。
■vCloud Datacenter Services に関する詳細はこちらへ
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/vmworld/vmware-vcloud-datacenter-backgrounder-en.pdf
- VMware Cloud Consulting Services
VMware Cloud Consulting Services は、お客様のクラウドへの迅速な移行をサポートする包括的なプロフェッショナル サービス ポートフォリオです。VMwareは、企業やサービス プロバイダによるクラウド アーキテクチャの構築を支援した経験に基づき、VMware Cloud Consulting Servicesを通じて、評価、プランニング、設計、展開に関するコンサルティングサービスを提供し、企業のIT インフラの変革を支援します。企業やvCloudのサービスプロバイダによって利用されているCloud Consulting Servicesは、次世代インフラのための共通の未来像を提案します。VMware Cloud Consulting Servicesに関する詳細はこちらへ
http://www.vmware.com/services/by-solution/cloud-computing.html(英語サイト)
ヴイエムウェア社について
ヴ イエムウェア (本社: カリフォルニア州パロアルト) は、あらゆる規模の企業を活性化する、仮想化ソリューションおよびクラウド インフラストラクチャ ソリューションを IT 部門へ提供いたします。業界をリードする仮想化プラットフォームである VMware vSphere™ を導入することで、お客様は設備投資や運営経費の削減、俊敏性の向上、ビジネス継続性の確保、およびセキュリティの強化を、環境への貢献を行いながら実現 することができます。2009 年度に 20 億ドルの売上、19 万社を超えるお客様、および 2 万 5 千社を超えるパートナを持つヴイエムウェアは、最も急速な成長を遂げているソフトウェア企業のひとつであり、企業の CIO によって常に 「最優先」 と位置付けられている企業です。VMware の詳細は www.vmware.com をご覧ください。
VMware, VMware ThinApp, VMware View, VMware vShield, VMware vSphereおよびVMworldは、VMware,Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての社名および製品名はそれぞれの 企業の商標もしくは登録商標です。「パートナ」 または 「パートナシップ」 という言葉は、当社と他社との法的な協力関係を示すものではありません。
将来予想に関する記述
本プレス リリースには、過去または現在の事実に関するもの以外に、エンドユーザコンピューティングの未来、デスクトップコンピューティング環境の進化とユーザ需 要、当社のHorizonテクノロジ、お客様が将来享受できるであろうメリットに関する将来予想に関する記述 (forward-looking statement) が含まれており、1995 年米国私募証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の 「セーフハーバ」 条項 (the safe harbor provisions) に準拠しています。実際の結果は、特定のリスク要因により、将来予想に関する記述で予想された結果と大きく異なる場合があります。リスク要因には、(i) 現在の世界的な経済状況の不確定要素が及ぼす経済全体へのリスク;(ii)一般消費およびIT消費の落ち込みまたは遅延;(iii)価格競争、業界再編、 新規競合会社の仮想化市場への参入、競合会社による新製品の投入およびマーケティング施策などの競合状況が含まれますが、これらに限定されるものではあり ません;(iv) お客様が新製品およびクラウドコンピューティングやIT-as-a-Serviceなどのコンピューティング戦略の開発、およびこれらに移行できるかどう か; (v) お客様の新興技術に対する許容性(賛同の有無)に起因する不確定要素;(vi) 仮想化ソフトウェアおよびクラウドコンピューティングおよびデスクトップコンピューティングプラットフォームの飛躍的な技術革新および市場変化に関する不 確定要素;(vii) 製品開発タイムラインの変更; (viii) 当社の独自技術の知的所有権のマネジメント能力; (ix) 当社が優秀な従業員を採用、維持できるかどうか; (x) 当社が買収を完了した企業および同企業が保有する資産のVMwareへの移行などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。これらの将来予 想に関する記述は、現時点での予想に基づくものであり、状況、重要性、価値、および効果の不確実要素と変化、ならびに 最新の報告書 Form 10-K、 Form 10-Q、Form 8-Kを含む米証券取引委員会に提出した文書に詳しく記載されているその他のリスクによる影響を受けることがあり、実際の結果が予想と異なる可能性があり ます。当社は、このリリース後にこれらの将来予想に関する記述を更新する義務を一切負いません。