VMware Explore 開催決定!
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Broadcom、VMware Cloud Foundation(VCF)向け オープンエコシステムを推進

新たなODM自己認証プログラム、オープンネットワーキングイニシアチブ、オープンソースソフトウェアへの貢献を通じて、柔軟で適応性の高いプライベートクラウドを促進

Cisco、Intel、OVHcloud、SNUC、Supermicroとの新たな協業/既存協業の拡大を発表

*本内容は、2025年11月12日(米国時間)Broadcomが発表した報道資料です。

Broadcom Inc.(NASDAQ: AVGO)は、VMware Cloud Foundation(VCF)向けのオープンで拡張性の高いエコシステムを推進し、顧客が最新のプライベートクラウドを構築、接続、保護、拡張できる環境を提供すると発表しました。この発表により、Broadcomはすべてのインフラ層にわたるオープンで柔軟性のあるプライベートクラウドプラットフォームを提供します。これにより顧客は、オンプレミスおよびホスト型のプライベートクラウド環境において、ニーズに合わせたデータセンターおよびエッジのハードウェアインフラ、オープンネットワーキング構造、オープンソーステクノロジーを活用できるようになります。また、VCFのパートナーはさらなるイノベーションの機会を得られます。

Broadcom Inc. VCF部門 最高製品責任者、ポール・ターナー(Paul Turner)コメント:

「VCF 9.0は、堅調な機運が続いています。このプラットフォームは、データセンターからエッジに至るまで一貫した運用モデルを提供し、企業や組織におけるプライベートクラウドの活用方法を再定義します。オープンなVCFエコシステムの構築により、企業は戦略的ニーズに応じてモダンプライベートクラウドを構築し、自社環境に必要なテクノロジーを柔軟に活用することができます」

オープンハードウェアエコシステムがモダンプライベートクラウド導入での柔軟性と選択肢を提供

Broadcomは、新たなVCF AI ReadyNodesやODM(Original Design Manufacturer)向けセルフサービス認証、また新しいエッジシステムへのサポートの提供を通じて、OEM(Original Equipment Manufacturer)およびODMのオープンハードウェアエコシステムへの参画を広げます。

  • 新しいVCF AI ReadyNodes:オープンで効率的な認証プロセスにより、次世代のCPUやGPU、アクセラレータ技術が提供開始された際に、顧客の迅速な導入を支援します。VCF AI ReadyNodesは、AIモデルの学習/推論向けに事前認定されたサーバーと共に認証されます。Supermicroは、AI ReadyNodeシステムを認証する最初のOEMパートナーの一社となります。
  • ODMパートナーによる自己認証:BroadcomはVCF ReadyNode認証プログラムを拡大し、ODMパートナーがBroadcom Technology Alliance Program(TAP)を通じてReadyNodeを自己認証できる仕組みを提供します。すべての認証システムは、一貫したVCFライフサイクル管理のもと、VCFとの完全な相互運用性が検証されています。このプログラムの拡大により、顧客は調達の柔軟性を高め、VCFの総所有コスト(TCO)をさらに改善できます。
  • エッジエコシステムの拡大:Broadcomは、産業や防衛、小売、さらに遠隔地アプリケーションとして利用される堅牢でコンパクトなサーバー向けに新たなエッジ最適化ノードをサポートします。これにより、工場現場や小売店舗など、データ生成ポイントに近接した場所でのモダンプライベートクラウド インフラの導入拡大を促進します。

Supermicro ビジネス開発担当バイスプレジデント イスマイル・サイードゥディン氏(Ismail Sayeeduddin)コメント:

「Supermicroは、業界をリードするGPUシステムをVCF AI ReadyNodesとして認定する最初のハードウェアメーカーの一社になったことを大変嬉しく思います。この画期的な成果により、顧客はVMware認定プログラムで認定されたSupermicroのシステムから、完全に検証済みで最適化された最新のGPUソリューションへ明確な移行パスを得られます。これにより、AI導入時のコスト削減と複雑さを解消できます」

OVHcloud 最高製品・技術責任者 ヤニブ・フィダ氏(Yaniv Fdida)コメント:

「BroadcomのVCF Readyハードウェア向けオープン認証プログラムは、当社の垂直統合戦略を支援し、VCF対応サーバーシステムの自社認証を可能にします。これにより、コスト効率に優れた競争力のある高性能なプライベートクラウドサービスを顧客に提供するという当社の取り組みがさらに強化されます。このプログラムを通じて、VMwareテクノロジーを搭載した革新的で安全なクラウドソリューションの迅速な市場投入が可能になり、グローバルなクラウド業界をリードする当社の地位をさらに強固にします」

Intel Corporation バイスプレジデント 米州販売担当 ケイトリン・アンダーソン氏(Caitlin Anderson)コメント:

「Broadcom による ReadyNode 認定プログラムの拡大により、Intel Xeon 6 プラットフォーム上での VCF 9.0の導入が加速します。この組み合わせにより、ハードウェアの統合とコストの最適化がさらに進み、認定構成を通じて提供されることで、インフラのモダナイゼーションを加速し、AIを直接、導入できるようになります」

SNUC 最高執行責任者(COO)スティーブ・サベージ氏(Steve Savage)コメント:

「専用設計のSNUC extremeEDGEサーバーとVCFの組み合わせにより、幅広い業界の顧客が次世代のエッジ環境を実現できます。BroadcomのReadyNodeプログラムの拡張の一環としてextremeEDGEを自己認証でき、当社のエッジ技術革新をより迅速に提供します。製造業、医療、小売、連邦政府など共通顧客がAIの価値の最大化できるよう支援します」

オープンネットワーキング:EVPNファブリックによるプライベートクラウド導入の簡素化

Broadcomは、標準ベースのEVPNおよびBGPネットワーキングを活用し、ネットワークファブリックを統合し、モダンプライベートクラウドにおけるネットワーキング運用を簡素化する新戦略を発表しました。この戦略はアプリケーション環境とネットワーク間の相互運用性を強化し、クラウドライクの簡便性を実現します。オープンスタンダードアプローチにより導入の迅速化、マルチベンダー対応の柔軟性向上、そして既存ネットワーク投資の保護が可能になります。顧客は、VCF Networking(NSX)ドメインおよびサードパーティ製ネットワークソリューション全体で、VPCレベルの保護、一貫したネットワーク運用、ルーティング、可視性を享受でき、エンドツーエンドでファブリック駆動型の自動化による統合運用を実現できます。

このアプローチにより、VCFとCisco Nexus Oneファブリックソリューションが連携し、データセンターファブリックのアーキテクチャ設計における選択肢が広がるとともに、CiscoとVMwareの共通顧客に対して一貫性と信頼性の高い成果を提供します。Ciscoの統合型Nexus Oneファブリックアプローチは、標準ベースのVXLAN EVPN制御プレーンとデータプレーンを実装しています。VCFがEVPNベースの相互運用性と統合されたオープンアーキテクチャへと移行が進む中、VCFがCisco Nexus Oneファブリックソリューションへ拡張されることにより、顧客はイノベーションの加速化、価値実現までの時間(Time-to-Value)の短縮、総所有コストの削減を実現できます。

Cisco データセンターネットワーキング担当バイスプレジデント ムラリ・ガンドルル氏(Murali Gandluru)コメント:

「業界で最も包括的なIETF標準策定実績に支えられてCiscoのVxLAN EVPNの取り組みは、オープンネットワーキングへの長年にわたるコミットメントを反映しています。Broadcomとの今回の連携は、オープン標準への共通の取り組みを示します。これにより、顧客はAIワークロードと従来型のビジネスクリティカルなワークロードの両方を接続、保護、拡張する際に、柔軟で多様なアーキテクチャの選択肢を得られます」

さらに、VCF Networking(NSX)は、LinuxベースのオープンソースネットワークOSであるSoftware for Open Networking in the Cloud(SONiC)を、現在の顧客導入環境でサポートしています。SONiCはマルチベンダーの汎用スイッチハードウェア上で動作し、顧客の設備投資と運用コストの両方を低減します。モジュール化されたコンテナ化アーキテクチャにより、イノベーションと俊敏性を加速させ、オペレーターがシームレスなゼロダウンタイムでの機能アップグレードや迅速なコンポーネントロールバックを実行できるようにします。さらに、Linux FoundationおよびネイティブAPIのサポートにより自動化と制御が強化され、運用を簡素化し、ネットワーク管理を最新のクラウド規模のDevOpsワークフローに直接統合できます。

産業革新の実現に向けたオープンソースコミュニティへの貢献

Broadcomは、CNCFの長期貢献者の上位5社に入り、Kubernetesコミュニティへの積極的な関与を続けています。これまでAntrea、Cluster API、ContainerD、Contour、etcd、Harborなどのプロジェクトに貢献しています。CNCFは最近、Kubernetes上のAIワークロードを標準化し、AIを本番環境に移行する組織向けに一貫性と相互運用性を確保する新たな取り組み「Certified Kubernetes AI Conformance Program」を開始しました。Broadcomは、VMware vSphere Kubernetes Service(VKS)が「Certified Kubernetes AI Conformant Platform」の認定を取得したと発表しました。この成果は、Broadcomのオープンスタンダードへの取り組みを強化するとともに、AIプラットフォームが一貫性と相互運用性を備えた基盤上に構築され、顧客が自由にイノベーションを推進できることを支援します。

Linux Foundation クラウド&インフラストラクチャ担当 最高技術責任者(CTO)クリス・アニシュチク氏(Chris Aniszczyk)コメント:

「VMware by BroadcomはCNCFへの長年の貢献者であり、Kubernetesのようなコアプロジェクトの支援において重要な役割を果たし続けています。Broadcomの継続的な投資は、特に新しいAIワークロードにおいて、Kubernetesをベンダー中立かつ大規模な本番環境で運用可能な状態に維持できるようにし、より広範なクラウドネイティブエコシステムの健全性維持で極めて重要です」

参考資料:

Broadcomについて

Broadcom Inc.(NASDAQ: AVGO)は、半導体から企業向けソフトウェア、セキュリティ ソリューションまで幅広く設計、開発、提供するするグローバル テクノロジ リーダーです。Broadcom の製品ポートフォリオは、クラウド、データ センター、ネットワーキング、ブロードバンド、ワイヤレス、ストレージ、産業、企業ソフトウェアなど、重要な市場分野にわたります。またソリューションには、サービス プロバイダーや企業のネットワーキングおよびストレージ、モバイル デバイスおよびブロードバンド接続、メインフレーム、サイバーセキュリティ、プライベートおよびハイブリッド クラウド インフラストラクチャなどが含まれます。Broadcomは、米国デラウェア州に設立され、カリフォルニア州パロアルトに本社を置いています。Broadcomの詳細はwww.broadcom.com をご覧ください。

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