
Broadcom、VMware Cloud Foundation(VCF)の最新イノベーションを発表
VCFの最新リリースで、パブリッククラウドのスケールと俊敏性、 プライベートクラウドのセキュリティとパフォーマンス、総所有コストの削減を実現し、 顧客のイノベーションを加速 *本内容は、2024 年6月25日(米国時間)にBroadcomが発表した報道資料の抄訳版です。 Broadcom Inc.は、本日、同社のフラッグシップ プライベートクラウドプラットフォームであるVMware Cloud Foundation(VCF)の最新アップデートを発表しました。VCFの最新機能により、より迅速なインフラのモダナイゼーション、開発者の生産性向上、サイバー環境の耐障害性とセキュリティ向上、総所有コスト(TCO)の削減を実現し、企業のデジタルイノベーションをサポートします。 Broadcom Inc. VMware Cloud Foundation部門製品担当副社長、ポール・ターナー(Paul Turner)コメント: 「VMware Cloud Foundationは、パブリッククラウドとプライベートクラウドの能力を組み合わせた業界初のプライベートクラウドプラットフォームであり、これまでにないシンプルな運用と実績に基づくTCOという価値を提供します。VCFの最新のリリースでは、お客様のご意見から生まれた要件を実現しています。新たに搭載したVCFインポート機能は、迅速なVCFの導入によって価値実現までの時間を短縮するゲームチェンジャーとなります。またIT部門向けには、ビジネスリスクを増大させることなく開発者のニーズに迅速に対応できるよう、一連の新機能を提供します。今回のリリースは、お客様にVCFのすべての機能を提供する道筋を明確に示します」 VCFは、インフラをモダナイゼーションし、お客様のビジネスのイノベーションの加速を支援することを目的に開発され、あらゆる環境で統合的なエンタープライズクラスのコンピュート、ネットワーキング、ストレージ、管理、セキュリティを提供します。また、単一プラットフォーム上で仮想マシン(VM)とコンテナ化されたワークロードの両方をサポートするネイティブKubernetesを搭載し、エンタープライズ規模で高度なAI(人工知能)/ML(機械学習)のワークロードを利用可能にするとともに、統合データサービス機能を提供します。IT部門は継続的にパフォーマンスとコストを最適化し、セキュリティ上の脅威からビジネスを保護でき、企業は高度なオブザーバビリティとインサイトを活用して、運用に追われることなくビジネス成果の獲得に集中できます。VCFのユーザーは、プライベートクラウドの導入開始から導入後の継続運用まで、プライベートクラウド活用のあらゆるフェーズに対応した機能を利用できます。また、新しいVCFソフトウェアのサブスクリプションの購入により、オンプレミス環境とハイパースケーラー環境など任意のサポート対象エンドポイント間でライセンスを移動できる、ライセンスポータビリティのメリットも得られます。新機能は、以下の通りです。 インフラのモダナイゼーション:VCFの新しいインポート機能により、既存のVMware vSphereおよびVMware vSAN環境をVCFに統合でき、環境を完全に再構築することなく、一元管理とリソースの最適化が実現します。これにより現在の環境を変革し、より高い効率性、コスト削減、迅速な価値実現が可能になります。現在のVCFは、VMware vSAN MaxおよびVMware vSAN ESAストレッチクラスタの完全統合をサポートしており、ペタバイト規模の分散ストレージとアクティブ/アクティブ可用性を提供しています。そして新しいVCF Edgeは、エッジ向けに最適なVCF構成を提供し、データセンターからエッジまで、拡張性とコスト効率に優れ、柔軟で手間のかからない管理と一貫性のあるインフラを提供します。 開発者向けのクラウド環境:VCFの新リリースでは、クイックスタートテンプレート、簡単なネットワーク統合、高度なパフォーマンスインサイトの提供により、アプリケーションの導入と管理を簡素化し、開発期間の短縮と開発者の生産性向上を加速させます。VCFはTanzu Kubernetes Grid(TKG)を独立したサービスとして提供し、アップストリームのKubernetesに合わせて非同期のTKGリリースを配信でき、開発者に最新バージョンを迅速に提供します。開発者はVCFのネットワーキング機能により、複雑なネットワーク要件への対応に煩わされることなくコーディングやテストに集中でき、開発チーム間のコラボレーションを促進し、CI(継続的インテグレーション)/CD(継続的デリバリー)パイプラインを効率化できます。VCFネットワーキング機能の強化により、従来のVLANベースのネットワーク設定から高度なNSX仮想ネットワーキングへの移行に際して迅速なセットアップと設定が可能になります。VMware Avi Load Balancer with VCFは、DevOpsチームやAppOpsチームにサービスとしてセルフサービス型ロードバランシングを提供し、IT部門がアプリケーションのスピードに合わせてロードバランシングを導入できるようにします。 セキュリティと対障害性:VCFと、VMware Live RecoveryやVMware vDefendラテラルセキュリティなどの関連アドオンを組み合わせ、プライベートクラウドの整合性、可用性の向上、ネットワークパフォーマンスの最適化、マルウェア/ランサムウェアの侵入防止、堅牢なデータ保護を実現できます。新しいESXi Live Patchingにより、管理者はメンテナンスウィンドウを必要とせずに、ESXiホストに重要なパッチを適用できます。Flexible VCF Componentもアップグレードされたため、新しいVCFバージョンへのアップグレード時には、その時点で利用可能な最新のパッチを適用できます。このような進化した機能により、ダウンタイムの短縮、パッチ管理の効率化、システムの信頼性向上が実現します。また、VMware vSphere Distributed Services EngineによるデュアルDPU(データ処理ユニット)のサポートにより、DPUの障害に対する継続性と保護が確保されるだけでなく、デュアルDPUのそれぞれが完全分離されるため、ホスト単位のオフロード容量は2倍になります。管理者はVMware vSAN Data Protectionを活用して、誤った削除操作やランサムウェア攻撃から仮想マシンをより簡単に保護し、リカバリできるようになります。さらに、VMware vDefendのラテラルセキュリティにより、分散ファイアウォールとゲートウェイファイアウォールの拡張、SIEM(セキュリティ情報とイベント管理)の統合によるEast-West 間のランサムウェア対策強化、セキュリティ脅威のトリアージに向けたオンプレミスのNDR(ネットワーク検知と対応)を実現します。加えて、VMware AviとSDDC Managerの統合により、Aviソフトウェアの導入からプロビジョニング、継続的な運用までのライフサイクル管理が効率化されます。 […]
