ヴイエムウェア、クロス プラットフォームのPara Virtualization(準仮想化)のサポートを導入
Linux カーネルがparavirt-ops で透過的なクロス プラットフォームの準仮想化を採用
VMware Workstation 6(英語版)はparavirt-ops をサポートする業界初の市販製品に
*本内容は、2007 年5 月9 日(米国時間)に米国VMware, Inc.が発表した報道資料の翻訳版です。
【2007年5月9日(米国時間)米カリフォルニア州発】
仮想インフラストラクチャ ソフトウェアにおけるトップベンダーであるVMware, Inc. (米カリフォルニア州)は本日、デスクトップ仮想化ソフトウェア製品の第6 世代、VMware Workstation 6 において、オープン インターフェイス標準のparavirt-ops でクロス プラットフォームの準仮想化をサポートしていくことを発表しました。これにより、VMware Workstation6 (英語版)は一般的な入手が可能になった、paravirt-ops をサポートする最初の市販製品となります。
準仮想化されたLinux オペレーティング システムは、仮想環境で動作するように特別に最適化された修正版オペレーティング システムです。現在の準仮想化技術とは異なり、paravirt-ops では透過的な準仮想化が可能になり、ユーザーは固有のハードウェア上とハイパーバイザ上で同一のLinux カーネルを準仮想化モードで実行できます。その結果、組織でサポートおよび維持する必要のあるLinux カーネルの数は少なくなり、管理費の節約とアプリケーション開発の簡略化が実現します。
paravirt-ops は、Linux コミュニティとIBM、Red Hat、ヴイエムウェアおよびXenSource などの民間ベンダーからのコラボレーションを含んだコミュニティ プロセスを通して開発されたオープン インターフェイスです。paravirt-ops は最新バージョンのLinux カーネル(バージョン2.6.20)に搭載されて、VMware VMI インターフェイスのサポートを含むため、ハイパーバイザにとらわれない準仮想化インターフェイスが提供されます。ヴイエムウェアのエマージング プロダクト アンド マーケット担当副社長、Dan Chu(ダン チュー)は、「相
互運用性とオープン インターフェイスがVMware にとって主要な焦点です。VMware がparavirt-ops インターフェイスを通して準仮想化をサポートすることは、エンド ユーザーにとってオープンな相互運用性と最適化を達成するために、我々が本格的にLinux のようなオープン コミュニティやその他の主要ベンダーと取り組んでいることを示すものです」と述べています。
Ubuntu の主要協賛企業であるCanonical Ltd.の事業本部長、Jane Silber は、「Ubuntu 7.04 はparavirt-opsをサポートする最初のLinux ディストリビューションです。VMware とUbuntu コミュニティは緊密な連携を行ってきて、Linux の顧客が仮想環境と物理環境の双方で単一のオペレーティング システムを用いることができるように、さらに両方の環境で最適な性能が得られ卓越した独創的な体験ができるようにしています」と語っています。
また、IBM のIT 最適化/システムソフト担当副社長、Rich Lechner は、「IBM では、paravirt-ops の準仮想化インターフェイスが次バージョンのLinux カーネルに搭載されることに興奮しています。この共同事業は、すべての仮想化ベンダーがもっと簡単にLinux 環境で作業できるようにするためのものです。この事業の一環として、IBM とCanonical では、サポート対象のVMware 製品による最適化された展開のために、IBM DB2 Express-Cを特徴とする新しいUbuntu 仮想アプライアンスで協力体制を敷いております」と述べています。
ヴイエムウェアでは、paravirt-ops での透過的な準仮想化や、開発者が無料で使えるVMware Virtual Machine Disk (VMDK)形式の開始など、非常に多くのオープン技術に取り組み貢献してきています。
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア社は、仮想化ソフトウェアのグローバルリーダーとして、本社をカリフォルニア州パルアルトに置き、EMC 社(NYSE: EMC)傘下でビジネスを展開しています。VMware 製品は、世界的にビジネスを展開する大企業において採用され、現在のコンピューティング資源を最大限に活用しながら、企業のITを簡素化し、変化するビジネス要求へのより速い対応を実現しています。VMware 製品は現在、世界各国で300 万人を越えるユーザを持ち、フォーチュン100 の99%など、20,000 社を超える企業で採用されています。ヴイエムウェア社についての情報は、www.vmware.com/jp をご覧ください。
ヴイエムウェア株式会社
〒105-0013 東京都港区浜松町1−30−5 浜松町スクエア13F
URL: www.vmware.com/jp/
###
VMware、VMware ロゴはVMware,Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての社名および製品名はそれぞれの企業の商標もしくは登録商標です。