キリンホールディングス、社内プライベートクラウド構築にVMware 仮想化インフラを活用
「仮想化ファーストポリシー」により、新規サーバも最大限仮想化へ
【2009 年 10 月 8 日 東京発】ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三木 泰雄)は、キリングルー
プ(持株会社:キリンホールディングス株式会社、本社:東京都中央区、代表取締役社長:加藤壹康、以下キリン)のプライベートクラウドのプラットフォーム製品として採用され、その構築に貢献したことを発表いたします。VMware 仮想化インフラ基盤をベースとしたプライベートクラウド構築により、データセンターで増加し続けるサーバの統合を図ることで、キリンのCSR活動に根付いたグリーンIT 化を加速しています。
キリンでは2007 年のホールディングス制への移行により、これまでの各事業会社やその各部門で個別に購入してきたサーバの増加と、それに起因するデータセンター内の消費電力量が大きな課題として認識されました。そのような中、キリンのIT 戦略事業会社であるキリンビジネスシステム株式会社(以下KBS)が、「仮想化ファーストポリシー」を掲げ、保守期限がきれたアプリケーションサーバの延命のみならず、新規導入するサーバも最大限仮想化していくこととなりました。
このような状況に対応し、KBS ではVMware Infrastructure 3 を活用し、すでに130 台の物理サーバを10 台のESX 上に統合しており、年内にも合計230 台の物理サーバを19 台のESX 上に統合・拡張する計画です。現在ではデータセンター内で稼働するサーバの約25%を仮想化、2012年までには新規導入サーバの80%が仮想化される予定です。また、現在稼動中の環境も順次 VMware vSphere™ へ移行し、より堅牢で柔軟性の高いプライベートクラウド構築を進めることで、今後4 年間で合計500 台近くの物理サーバがこのクラウド上で稼動する予定です。
キリンビジネスシステム株式会社 情報技術統括部
インフラ技術管理グループ 担当部長 吉田 幸博様からのコメント
「キリングループでは長期経営構想『キリン・グループビジョン2015』を掲げ、飛躍的な成長とグループプレミアムの創出により、企業価値の向上を目指しています。KBS としては、最新技術を積極的に取り入れ、ユーザ部門に対しよりコスト効率の高いインフラを提供することをもって、この経営構想にいかに貢献していくかがテーマとなっています。昨今では、ビジネス拡大に伴うデータセンター内サーバが急増し、またそれによる消費電力量の削減も大きな課題となっていました。一方VMware 製品は2004 年より導入を開始しており、検証と試算を重ねた結果、コストの圧縮が可能であること、またシステムの柔軟性が高まることでシステム管理者の生産性が向上することが確認できました。
その後、仮想化技術に対する認識が全社的に浸透した結果、現在の更なる導入につながりました。ベンダーサポートの問題から、仮想化することへの不安があるIT 管理者の方もまだいらっしゃると思いますが、公式サポートが無くともVMware Infrastructure 3 で構築した社内プライベートクラウドは企業業務インフラとして安定しており、拡張要求にも柔軟に対応しています。」
【ご案内】
キリンビジネスシステム株式会社様には、10/20 に開催されるVMware Virtualization Forum 2009 にて事例講演にご登壇いただきます。
VMware Virtualization Forum 2009 の詳細、お申込はこちら>> http://www.vmware.com/go/jp-vfp
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト) は、あらゆる規模の企業を活性化する、ビジネスインフラの仮想化をIT部門へ提供いたします。業界をリードする仮想化ソリューション・プラットフォームであるVMware vSphere™を導入することで、お客様は設備投資や運営経費の削減、俊敏性の向上、ビジネス継続性の確保、およびセキュリティの強化を、環境への貢献を行いながら実現することができます。2008 年度に19 億ドルの売上、15万社を超えるお客様、および2 万2 千社を超えるパートナを持つヴイエムウェアは、最も急速な成長を遂げているソフトウェア企業のひとつであり、企業のCIOによって常に「最優先」と位置付けられている企業です。
ヴイエムウェアの詳細は www.vmware.com/jpにてご覧いただけます。
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