VMware、
従業員の働き方改革を加速させるDell EMCとの技術統合を発表
業界をリードするVMwareのエンドユーザ コンピューティング ソリューションと、
Dellのクライアント管理と仮想デスクトップ インフラを組み合わせ、
管理の効率化と大幅なコスト削減を実現
*本内容は、2017年5月9日(米国時間)に米国VMware, Inc.が発表した報道資料の翻訳版です。
【2017年5月9日(米国時間)ネバダ州発】VMware, Inc.(NYSE:VMW)は本日、米国ラスベガスで開催中のDell EMC World 2017で、VMwareのエンドユーザ コンピューティング ソリューションを強化させるDell EMCとの新たな技術統合を発表しました。この技術統合により、顧客はモバイル、デスクトップ、クラウド技術を活用した職場環境の変革によるメリットを享受できるようになります。VMwareとDell EMCによる業界をリードするソリューションを組み合わせることにより、規模や業種、用途を問わず、あらゆる企業と団体は、コンバージド インフラを利用し、デスクトップとアプリケーションのワークロードの統合と最適化、また統合エンドポイント管理(UEM)による管理の効率化や大幅なコスト削減を図ることができます。
VMware AirWatch®とDell Client Command Suiteの統合により、Dellのハードウェア システムのリモート管理機能を利用して、VMware AirWatchが提供するUEMの機能を拡張させることができます。また、Dell EMC Worldで、Dell EMCがDell EMC VDI Complete Solutionを発表しました。これは、ワークロードに合わせて最適化されたインフラ、統合化されたソフトウェア、Dell Wyseシンクライアンで構成された、VMware Horizon®がベースの包括的な仮想デスクトップと仮想アプリケーションのソリューションで、業界をリードする価格設定も特長の一つです。
これらの統合ソリューションは、将来に向けた組織のデジタル化やIT変革の推進を支援し、組織にとって最も重要な資産とされる「情報」の保護に不可欠なインフラを提供するグループ企業としてのDell Technologiesの特長を象徴しています。
VMware AirWatchの統合エンドポイント管理の強化
VMware AirWatchとDell Client Command Suite(Dellの業務用クライアントPC向けクライアント システム管理ツール)の統合により、重要なシステム属性にまでその管理機能を拡張させました。これにより、組織内にあるすべてのWindows OSのポリシーやアプリ、そしてエンドポイントの管理を行うVMware AirWatchの管理コンソールと同じコンソールを通じ、IT管理者は、重要なシステム属性の照会・取得や、BIOS(basic input/output system)の設定、あるいは修復も行えるようになります。またサービスタグ情報、BIOSバージョン、バッテリー状態などの重要なシステム属性の照会・リポート機能により、IT管理者はVMware AirWatchを通じて、Dellの業務用PCのプロアクティブな管理も行えるようになり、ダウンタイムの最小化やビジネスの継続性の確保も図ることができます。
また、IT部門はデバイスのBIOSセキュリティを診断して、円滑に修正・改善し、社内のコンプライアンスに対応させることができます。VMware AirWatchの管理コンソールを通じて、BIOSパスワードをリモートで設定してTPM(Trusted Platform Module)を有効化し、不適合なデバイスを修正することが可能です。これは、VMware AirWatchのソリューションが、エンタープライズ モビリティ管理(EMM)からUEMへと進化していることを示す一例となります。
迅速・容易に導入できるエンドツーエンドのVDIソリューション
クライアント仮想化ソリューションの導入は、コストが不明瞭で判断が難しいことから、実際の導入コストが割高になることもあります。Dell EMC VDI Complete Solutionsは、短期間で導入でき、管理も容易なエンドツーエンドの仮想デスクトップと仮想アプリケーションのソリューションです。また、VDI Completeには、事前構成、事前テストにより完全統合されたHCIアプライアンスのVxRail Applianceファミリが含まれています。Dell EMCとVMwareが共同開発したVxRail Applianceは、VMware vSAN™を搭載した業界唯一のHCI(ハイパー コンバージド インフラ)アプライアンスです。このアプライアンスでは、仮想デスクトップと仮想アプリケーションのプロビジョニングに必要なすべてのコンポーネントを含むことで、他の個別ソリューションの導入と比較して半分程度の手順と時間で完了できるため、短期間での導入が可能なシングル ソリューションとして活用できます。
また、複数の構成オプションから選ぶことができるため、顧客は小規模な投資から始め、その後、事業の成長に応じてオンプレミス、マネージド クラウドのいずれかの環境を構築または調達しながら、予測に応じたコスト管理が可能になります。また、顧客は合理的な調達を行うことができるため、同様のエンドツーエンド ソリューション(インフラ、ソフトウェア、エンドポイント)を個別購入する場合と比較し、コストを大幅に抑制することができます。
VMware Inc. エンドユーザ コンピューティング部門担当上級副社長 兼 ゼネラルマネージャ スミット・ダーワン(Sumit Dhawan)コメント:
「VMwareとDellは、コストの削減やデスクトップの導入に要する時間の短縮を通じて、企業収益のみならずITの実務担当者に好影響となるビジネス メリットを提供してきました。今回、業界をリードする両社のソリューションの統合により、協力体制が進むとともに、複数ベンダーとの契約やサービス レベル アグリーメント、多数の管理コンソールなど、TCOの増大につながるあらゆる事柄の負担を軽減できるようになります」
■ご購入および価格について
Dell Client Command Suiteと統合されたVMware AirWatch、ならびにDell EMC VDI Complete Solutionsは、本日より提供を開始します。
VMware AirWatchの価格の詳細やご購入についてはヴイエムウェアの国内パートナまでお問い合わせください。
http://learn.vmware.com/apac_jp_co_solution-p_index
Dell EMC VDI Complete Solutions の価格の詳細やご購入についてはDell EMCまでお問い合わせください。
■ その他、コメントなどの発表詳細は下記本社リリースをご覧ください(英語)
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド インフラとビジネス モビリティの分野で世界をリードし、顧客のデジタル トランスフォーメーションを加速させています。そして、Cross-Cloud Architecture™や、データセンタ、モビリティ、セキュリティのソリューションの提供を通じて、顧客企業がビジネスやITに対してSoftware-Definedの手法を活用できるように支援しています。今日、全世界で50万社を超える顧客、および7万5,000社を超えるパートナを有し、2016年度の売上高は、70億9,000万米ドルに上ります。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。
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VMware、AirWatch、Horizon、vSAN、Cross-Cloud Architectureは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。
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