ヴイエムウェア、仮想化ならびにハイブリッド クラウド環境でインテリジェントな運用とログ管理を実現する VMware vCenter™ Log Insight™ 2.0を発表
従来のログ分析ソリューションと比較して6倍のクエリ パフォーマンス、障害分析の簡素化、IT障害へのプロアクティブな対応を実現
【2014年5月21日(日本時間)東京発】ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三木 泰雄)は本日、モバイル/クラウド時代に最適かつ自動化されたログの管理・分析が可能なVMware vCenter™ Log Insight™ 2.0を発表しました。最新バージョンのVMware vCenter Log Insightは、自動学習機能を搭載するとともに、クエリやデータを収集するためのパフォーマンスを大幅に向上しており、利用者は物理/仮想/ハイブリッド クラウドの環境全体で障害の解決を高速化し、IT運用をさらに自動化できます。
新しい機能、強化されたパフォーマンスと拡張性により、IT運用の生産性を向上
VMware vCenter Log Insightにより、これまでよりも迅速なIT障害の特定と解決が可能になるとともに、ログ分析に要する時間を大幅に短縮できます。SLA達成やさらなる運用効率の向上のため、VMware vCenter Log Insight 2.0では以下の新機能ならびに機能強化を実現しています。
- インテリジェントなグループ化
新たに搭載された自動学習機能により、関連する特定のデータを自動的に分類するため、管理者はより高速に障害を検知でき、また解決までに要する時間を短縮できます。 - クエリ パフォーマンスの向上
従来のソリューションと比較して、クエリ パフォーマンスを6倍向上しており(1)、IT部門や管理者の生産性を高めます。 - データ取得に関するパフォーマンスの向上
前のバージョンであるVMware vCenter Log Insight 1.5と比較して、データ収集のパフォーマンスを8倍向上しており(2)、顧客の物理/仮想/クラウドの環境での、インサイトの取得に要する時間を大幅に高速化しています。 - データの可視化
新たに搭載されたテーブル形式とチャート形式のデータ可視化機能により、非構造化ログ データの分析用にさらなる選択肢を提供します。 - 拡張性の強化
新たにMicrosoft Windowsネイティブのエージェントを搭載することで、Windowsベースのデスクトップやサーバからログを収集できるため、顧客はすべての主要な環境でログ データを取得、分析できます。
機器から生み出される非構造化ビッグデータには、IT障害の発見や解決につながるITインフラに関連した運用上の価値ある詳細情報が含まれています。VMware vCenter Log Insightを通じて、アプリケーション、仮想インフラ、物理ハードウェアに関するリアルタイムなインサイトとデータのモニタリング機能を提供し、ITのトラブルシューティングの自動化や簡素化を通じて、運用効率の向上をサポートします。VMware vCenter Log Insightは、数テラバイトにおよぶデータの可視化と分析のためにIT部門が必要とするパフォーマンスと拡張性を備えています。そして、VMware vCenter Log Insightは簡単にインストール、利用することができ、さらにVMware vCenter™ Operations Management Suite™の連携により、エンド・ツー・エンドの運用管理向けに構造化データ/非構造化データの両方を統合/分析できます。また、VMware vCenter Log Insight 2.0 では新たに日本語環境に対応します。
新しいコンテンツ パックにより、さらに幅広い物理/仮想の環境全体の可視化機能を強化
VMware vCenter Log Insightは、あらかじめ組み込まれたナレッジやVMware vSphere®のネイティブ サポートだけでなく、仮想環境やハイブリッド クラウド環境のインフラでよく使用されるソフトウェア/ハードウェアにもログ分析の機能を拡張しています。VMware vCenter Log Insight 2.0の発表にあわせ、Brocade Fibre Channel storage area networks (SANs)、Microsoft Active Directory、Microsoft Exchange、Microsoft Windows向けの4つのコンテンツ パックを発表しました。
Brocade SANコンテンツ パックは、Brocade Fabric Visionテクノロジーを通じて、革新的な自動学習機能の強化、クエリ/データの収集機能の向上を実現しています。これらの機能向上により、システム管理者は物理/仮想/ハイブリッド クラウドなどの環境全体でSANの状態や挙動を完全に可視化できます。また、Brocade SANコンテンツ パックには、ネットワーク障害を迅速に解決するためのBrocade社の15年にわたる専門知識が盛り込まれているため、管理者は運用効率の向上とITコストの削減が可能になります。Windows Operating Systemコンテンツ パックは、イベント、アプリケーション、ログオンなどのWindowsで必要不可欠な領域で、顧客のWindowsインフラに関する精密なモニタリング機能を提供します。
コーディング不要で利用できるVMware vCenter Log Insightのコンテンツ パックは、事前に定義されたログ クエリ、抽出フィールド、組み込まれたダッシュボード、製品ごとのアラートなどを備えているため、顧客はIT障害を迅速に特定し、トラブルシューティングを簡素化できます。コンテンツ パックは、VMware Solution Exchange のLog Insight Marketplaceからダウンロードでき、無償で利用できます。 https://solutionexchange.vmware.com/store/loginsight (英語サイト)
VMware vSphere® with Operations Management™のアップグレードにより最新機能を提供
本日VMwareは、ITのキャパシティとパフォーマンスに関するインサイトと、業界をリードする仮想化プラットフォームを組み合わせたVMware vSphere with Operations Managementのための新しいアップグレードパスも発表しました。新規ならびに既存のVMware vSphere with Operations Managementの顧客は、VMware vCenter Operations Management Suite Advancedへのアップデートにより、強化された管理やモニタリングの機能を最大限活用できます。VMware vCenter Operations Management Suite Advancedにより、VMware vSphereとそれに関連するストレージ インフラの全体にわたり、構成管理、アプリケーションの自動検出、強化された統合管理、相関マッピングなどを統合管理する機能を提供します。また、新たにLinuxとWindowsの仮想マシン(VM)向けのOSのリソース モニタリングに関する運用管理機能も追加されました。
VMware, Inc. クラウド管理製品担当 バイスプレジデント 兼 ゼネラルマネージャー
ラミン・サヤー(Ramin Sayar)コメント:
「IT部門は、仮想化やハイブリッド クラウドの環境から生み出される大量の非構造化データに引き続き取り組んでいます。VMware vCenter Log Insight 2.0を通じて、ログ管理にVMware独自の予測可能な分析ベースのアプローチを提供します。一般的なIT運用、セキュリティ、アプリケーション、DevOpsなどにVMware vSphereを利用する顧客は、VMware vCenter Log Insight 2.0の性能を活用することで、システムの停止を回避するために有効なインサイトを得るためのデータ分析が可能になります」
■ご購入および価格について
VMware vCenter Log Insight 2.0は、パブリック ベータ プログラムを通じて本日より利用可能です。製品版の提供は2014年第2四半期を予定しており、製品版の提供開始は別途お知らせいたします。
VMware vCenter Log Insight 2.0の、ログ データの容量を問わないOSインスタンスあたりの市場予想価格は2万5千円~(税抜)です。これにより、顧客は予測可能な価格モデルで製品を導入できるほか、ログ データの容量による追加の課金はありません。また、CPU単位でご購入される場合の、1 CPUあたりの市場予測価格は18万8千円~(税抜)です。
VMware vSphere with Operations Managementのアップグレード版である VMware vCenter Operations Management Suite Advancedは、2014年第2四半期より提供開始予定です。
- Third-party query performance test comparing leading log analytics solution and VMware vCenter Log Insight 2.0 on 100 million and a billion record data sets, February 2014
- VMware vCenter Log Insight 2.0 enables a cluster of up to six nodes while improving individual node ingest performance by up to 30 percent leading to 8x faster data ingestion than before
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド時代においてビジネスの活性化を支援する仮想化ソリューションおよびクラウド インフラ ソリューションを提供いたします。ヴイエムウェアは、顧客がITリソースの構築・提供・利用を、発展的かつ企業特有のビジネスニーズ対応した方法で、移行できるよう支援します。ヴイエムウェアは、50万社を超える顧客、および7万5,000社を超えるパートナを有し、全世界にオフィスを展開するグローバル企業です。当社の2013年度の売上高は、52億1,000万ドルです。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。
VMware、VMware vCenter、vCenter Log Insight、Operations Management Suite、VMware vSphereは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。