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明治安田生命、生保業界最大級*1のプライベートクラウド基盤を構築

明治安田生命、生保業界最大級*1のプライベートクラウド基盤を構築

ヴイエムウェアのコンサルティングサービスとSoftware-Defined Data Centerテクノロジを活用

【 2014年10月29日 (日本時間)東京発】
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三木 泰雄)は本日、生命保険業界で幅広い商品を展開する明治安田生命保険相互会社(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長:根岸 秋男、以下「明治安田生命」)が、ヴイエムウェアのコンサルティング サービス(VMware Accelerate アドバイザリーサービス™)を活用するとともに、VMware vCloud® Suite™を導入し、従業員の約37,000人が利用するITのために、生保業界最大級 *1のプライベートクラウド基盤「MYクラウド」を構築したと発表しました。

明治安田生命の従来の仮想基盤では、仮想化の統合率が十分に高められない、トラブルシューティングに時間がかかるなどの理由からコスト削減効果が限定的でした。また、業務部門の要求に迅速に応えるためには、サーバ仮想化だけでは不十分で、より専門的な知見とノウハウ、またそのために必要な先進的なテクノロジが必要とされていました。

そのようななか、明治安田生命は、ヴイエムウェアのコンサルティングサービスおよびVMware vCloud Suiteを採用し、software-defined data center(以下、SDDC)の最新アーキテクチャに基づいたプライベートクラウド「MYクラウド」を構築しました。

コンサルティングサービスは、明治安田生命および同社のIT子会社である明治安田システム・テクノロジー株式会社と協業し、進めてきました。従来の仮想基盤の評価と期待値の試算に基づく方針の策定、クラウドへの変革によるビジネスインパクトの分析、その変革を進める上でのポリシーの定義を実施した上で、具体的なアクションプランを策定しました。そのプランに基づき、クラウド基盤構築に必要なテクノロジとしてVMware vCloud Suiteを活用し、クラウド基盤の最適なリソース活用だけでなく、トラブルシューティングの簡素化、ITサービス提供の迅速化を実現していきます。

明治安田生命は、今回の一連の採用により以下の効果を見込んでいます。

  • サーバ仮想化比率を現在の 57% から 67% に向上。また、統合率を現在150%へ向上。これにより、年間の設備投資コストを1/3に削減の見込み *2
  • 2014年度までに23システム、785台のサーバをMYクラウドに仮想化集約。2017年度までに、さらに350サーバを集約していく方針
  • 視認性向上により、仮想サーバの稼働状況管理やトラブルシューティング時間を約30%削減。また、管理者あたりの仮想マシン数を65台から96台へと約30%向上 *2
  • 5年間でTCOを約60%削減 *2

明治安田生命では、プライベートクラウド基盤構築の第一フェーズとして、基幹システムの移行をすでに完了しています。第二フェーズでは、その他のシステム、明治安田生命グループ関連会社の各システムを2018年3月までの4年間で順次移行する予定です。また、クラウド基盤にVMwareのネットワーク仮想化プラットフォームであるVMware NSX™を融合し、自動化の促進によるビジネスの俊敏性向上も検討しています。

VMware vCloud Suiteは、仮想化、クラウド基盤、クラウド管理のポートフォリオを1つのパッケージに統合したVMware vSphere® ベースのスイート製品です。VMware 独自のSDDCアーキテクチャに基づく本製品によって、データセンター全体をソフトウェアで管理できるようになります。専用のハードウェアを利用する必要がなくなり、大幅な運用の簡素化とコスト削減をもたらすとともに、あらゆるアプリケーションに対応する優れたSLA(サービス レベル アグリーメント)と、飛躍的なビジネスの俊敏性の向上を実現できます。

VMware Accelerate アドバイザリーサービスは、企業におけるIT戦略のコンサルティング サービスを提供し、企業のITおよびビジネスの変革を支援します。サービス提供を担当するコンサルタントは、業界の豊富な経験を持っています。企業との協業の中で、企業のIT戦略の策定および価値のモデリングから、戦術的なベンチマーク分析まで、IT 戦略策定プロセスのすべての段階を含む包括的なサービスを提供します。

明治安田生命保険相互会社 情報システム部 システム業務G グループマネジャー 加藤 大策 様 コメント :
「2013年11月、当社はオープン系基幹システムの資源更改対応においてVMwareの仮想化ソフトによる仮想基盤を構築いたしました。その基幹システムを軸に、プライベートクラウド基盤である「MYクラウド」へ発展させていくサポートをしてくれたのがヴイエムウェアでした。VMware Accelerateアドバイザリーサービスを採用したことで、提供するITサービスの明確化・標準化が実現され、当社およびグループ内の各システムをMYクラウドに集約していくためのアクションプラン、今後のロードマップを作成することができました。また、これにより当社のシステム基盤をメインフレーム、「MYクラウド」およびパブリッククラウドの3つに定め、堅牢さと迅速さを併せ持つ強固なシステムのもと、各サービスをユーザーに提供していくことが可能になりました。基盤集約に向けた最適なソリューションであるVMware vCloud Suiteの導入により、TCO削減を実現するものと期待しています。また、ネットワーク仮想化による自動化の促進も見据え、ヴイエムウェアと今後も密に連携していきます」

なお、2014年11月5日にザ・プリンス パークタワー東京で開催されるvForum 2014のゼネラルセッションに、明治安田生命保険相互会社様のご登壇が決定しています。
vForum 2014の詳細ならびにご登録は以下のURLをご参照ください。
http://vforum.jp/

*1金融庁「主要生命保険会社の平成 26 年3月期決算の概要」(平成26年6月6日)の主要生命保険会社14社の従業員数(平成26年3月末時点)、ヴイエムウェア調べ

*2いずれも2014年10月現在、ヴイエムウェアならびに明治安田生命調べ

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド時代においてビジネスの活性化を支援する仮想化ソリューションおよびクラウド インフラ ソリューションを提供いたします。ヴイエムウェアは、顧客がITリソースの構築・提供・利用を、発展的かつ企業特有のビジネスニーズ対応した方法で、移行できるよう支援します。ヴイエムウェアは、50万社を超える顧客、および7万5,000社を超えるパートナを有し、全世界にオフィスを展開するグローバル企業です。当社の2013年度の売上高は、52億1,000万ドルです。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。

VMware、VMware vCloud Suite、VMware NSX、VMware Accelerate アドバイザリーサービス、vSphere、は、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。