VMware、
企業でのKubernetes導入を加速させる
最新のVMware Tanzu ポートフォリオを発表
Project PacificとVMware Tanzu Mission Controlのベータ版を発表
パートナによるKubernetesベースのプラットフォーム設計を支援する新しいVMwareマスター サービス コンピテンシーを開始
*本内容は、2019年11月5日(スペイン時間)に米国VMware, Inc.が発表した報道資料の翻訳版です。
【2019年11月5日(スペイン時間)バルセロナ発】
VMware, Inc.(NYSE:VMW)は、企業におけるKubernetesを利用したソフトウェアの開発、実行、管理に変革をもたらすVMware Tanzu ポートフォリオの新しい製品・サービスを発表しました。今回、発表された製品・サービスは、Project PacificとVMware Tanzu Mission Controlのベータ版と、新設のVMware Cloud Native マスター サービス コンピテンシーです*1。
VMwareは、2019年8月に米国で開催されたVMworld 2019で、すべてのKubernetesクラスタをその実行環境を問わず、単一のコントロール ポイントから管理可能にするVMware Tanzu Mission Controlと、VMware vSphere®をKubernetesネイティブのプラットフォームへと変革させるProject Pacificを発表しました。VMwareは、モダンアプリケーション向けにVMwareとPivotalの両社の革新的な技術を活用した包括的なエンタープライズ グレードのKubernetesポートフォリオを提供し、企業のクラウドネイティブ移行のプロセスを支援します。
VMware Kubernetesの広範な採用を実現するProject Pacific
VMwareは本日、一部の顧客に対して、アドバンスト ベータ プログラムを通じてProject Pacificの提供を開始したと発表しました。今回、提供可能な枠を上回る申し込みがあったため、Project Pacificの提供は一部の顧客に限定されましたが、2019年内にベータ版の利用枠をさらに拡大させる予定です。このベータ版は、vmw.re/PacificBetaから申し込み可能です。
Project Pacificは、VMware vSphereとKubernetesを統合するものであり、一般提供開始時には、新しいパッケージとして提供される予定です。VMware vSphere管理者は、オンプレミス、ハイブリッド クラウド、ハイパースケール プロバイダなどの実行環境を問わず、従来と同じツールでKubernetesやコンテナのインフラを展開および管理できるようになります。また、開発者は、すでに使い慣れたKubernetesツールでアプリケーションのサービスや展開を簡単に管理できます。
Project Pacificには、コンテナ ネットワークが完全に統合されているため、Kubernetesの実装、展開、管理を大幅に簡素化できます。また、Project PacificにはCloud Native Storageも統合されており、開発者はVMware vSphereがサポートするストレージを、完全自動のスケーラビリティに対応するストレージとしてオンデマンドでプロビジョニングできます。
マルチクラウド/マルチクラスタ型インフラを管理できるVMware Tanzu Mission Control
VMware Tanzu Mission Controlは現在、一部の顧客限定でクローズド ベータ版が提供されています。このツールは、VMware vSphereベースのハイブリッド クラウドやパブリック クラウド、マネージド サービスから、パッケージ化されたディストリビューション、Do-It-Yourself(DIY)Kubernetesまで、あらゆる実行環境にあるKubernetesクラスタを単一のコントロール ポイントで管理できるようにします。運用担当者は、アクセス、バックアップ、セキュリティなどのポリシーを個々のクラスタまたは複数の環境にまたがるクラスタ群に適用できます。開発者は、APIを介してセルフサービスでKubernetesのリソースを活用できます。
パートナ向けVMware Cloud Nativeマスター サービス コンピテンシーを発表
VMwareは本日、新たなマスター サービス コンピテンシーとなるVMware Cloud Nativeマスター サービス コンピテンシーを発表しました。これは既存/新規のパートナが、クラウドネイティブのエコシステムにある技術も利用しながら、Kubernetesベースのプラットフォームを設計し、継続的にアプリケーションを配信できるようにするプログラムです。VMware Cloud Nativeマスター サービス コンピテンシーは、パートナが顧客に対して円滑にVMware PKSを提供できるよう、パートナにVMware PKSの機能を提供するVMware PKS ソリューション コンピテンシー(2019年2月開始)をベースにしています。VMware マスター サービス コンピテンシーは、強いブランド力のある業界標準のコンピテンシー プログラムであり、VMwareソリューション領域に対して、そのサービス提供能力を有するパートナを認定、認証する世界的な取り組みです。これらのコンピテンシーにより、パートナは6つの特定ソリューション領域で差別化を図ることができています。
VMware Inc. 上席副社長 レイ・オファレル(Ray O'Farrell)コメント:
「顧客は、VMware TanzuとProject Pacificに対するVMwareの包括的なビジョンに好感を示しています。そして、Kubernetesの潜在能力を最大限に活用し、アプリケーションやマルチクラウド型Kubernetesクラスタの開発、実行、管理を効果的に行えるようにするソリューション、サービス、教育、トレーニングへの需要もありました。このような需要を背景に、Project PacificとVMware Tanzu Mission Controlの各ベータ プログラムには、数多くの顧客に参加いただいています」
*US参考資料原文、および参考資料内コメントは下記URLよりご覧ください。(英語サイト)
*1: 免責事項:ベータプログラムは一部の顧客のみ利用いただけます。ベータ版機能の一般提供に対してはいかなるコミットメント、義務を負うものではありません。
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアのソフトウェアは、複雑化する世界中のデジタル インフラを支えています。ヴイエムウェアのクラウド、ネットワーキング、セキュリティ、デジタルワークスペースを、世界中のパートナ エコシステムを通じて顧客にダイナミックかつ効率性に優れたデジタル基盤として提供しています。カリフォルニア州パロアルトに本社を置き、ビジネスと社会に貢献するVMwareの革新的なイノベーションの提供からグローバル インパクトまで世界への貢献に努めています。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。
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