ヴイエムウェア、オープンかつセキュアで高い俊敏性を備えたSoftware-Defined Data Centerを実現する新たなソリューション群を発表
業界で最も包括的なSoftware-Defined Data Center製品群により、CAPEXを約50%削減
しながら、ITの生産性を100%以上改善
【 2014年8月26日 (日本時間)東京発】
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三木 泰雄)は本日、仮想化、クラウド管理、およびOpenStackとの連携などにおける新たなソリューション群を発表しました。これらの新たなソリューションにより、VMwareはSoftware-Defined Data Centerを実現するための業界で最も包括的な製品群をさらに進化させ、ビジネスのダイナミックなニーズに応えます。
本日発表したソリューション群により、オープンなフレームワークに加え、VMwareのテクノロジまたはそのほかのテクノロジをベースにしたハイブリッド クラウドの環境に対応できるため、顧客の選択肢が拡大します。組織はSoftware-Defined Data Centerの導入により、設備投資コスト(CAPEX)を大手ベンダーが提供する業界標準のハードウェアの構成で最大31%、ホワイトボックスのハードウェアの構成で49%削減できるほか、IT as a Service環境を導入することで従業員の生産性を100%以上改善することができます(1)。
オープンかつセキュアで高い俊敏性を備えたSoftware-Defined Data Centerの実現に向けたVMwareの新しいソリューション群
本日の発表内容は以下の通りです。
- VMware Integrated OpenStack
VMware Integrated OpenStack は、開発者が使いやすいOpenStack APIとそのツール群を、IT部門が既存のVMwareベースのインフラ上で迅速かつ高いコスト効率で提供するための新たなソリューションです。VMware Integrated OpenStackディストリビューションは、コンピューティング、ネットワーク、ストレージ、管理機能など市場で実績のあるVMwareのテクノロジを活用しており、本番環境レベルのOpenStackの導入において、設備投資コスト、運用コスト(OPEX)、総所有コスト(TCO)を削減する信頼性の高い企業向けインフラを提供します。このディストリビューションにより、完全なOpenStackクラウドを迅速に構築して、APIベースで稼働するインフラを社内開発者向けに提供し、管理が難しく安全性に乏しいパブリック クラウドからワークロードを移行することができます。また、現在利用しているVMwareツールでOpenStackクラウドの管理とトラブルシューティングに対応できるため、運用コストを大幅に削減できるほか、より迅速にビジネスを立ち上げることができます
VMware Integrated OpenStackソリューションの詳細は、下記URLをご覧ください。 - VMware NSX™ 6.1
VMwareは、VMware NSXの新機能を発表しました。新機能には、先進的なネットワークのマイクロ セグメンテーション機能、ハイブリッド クラウドとの相互接続性の向上、等コストマルチパス(ECMP) ルーティング、VMware vCloud® Automation Center™ 6.1との連携などが含まれています。現在150以上の顧客を抱えるVMwareのネットワーク仮想化プラットフォームであるVMware NSXの最新リリースでは、Software-Defined Data Center とハイブリッド クラウドのセキュリティ、拡張性、およびパフォーマンスの向上を実現しています。顧客はVMware NSXの導入により、経済的にも運用的にも現実的な方法でネットワークのマイクロ セグメンテーションを行い、データセンターのセキュリティ アーキテクチャを変革することができます。自動プロビジョニング機能、ワークロードの自動的な移動/追加/変更、すべての仮想インターフェイスでのポリシーの分散適用、ハイパーバイザー/プラットフォームに統合されたスケール アウト可能なカーネル組み込み型ファイアウォールなど、VMware NSXは従来のネットワーク セキュリティにはない先進的な機能を備えています。
VMware NSX とマイクロ セグメンテーションの詳細は、下記URLをご覧ください。 - VMware vRealize™ Suite
VMwareは、既存のクラウド自動化、クラウド運用、クラウド ビジネス管理ソリューションの機能を新ブランド「VMware vRealize」に統合することで、Software-Defined Data Centerとパブリック クラウドのIaaSを管理するための包括的なソフトウェア スタックを提供します。異種混在環境やハイブリッド クラウドを管理するために開発されたこの包括的な管理プラットフォームにより、IT部門は必要とされるITのコントロールを維持しながら、インフラとアプリケーションをビジネスのスピードに合わせて提供できます。 - VMware vRealize Air™ Automation
VMwareは、クラウド管理における初めてのas a serviceタイプのソリューションとして、「VMware vRealize Air™ Automation」も発表しました。VMware vRealize Air Automationは、まずサブスクリプション ベースのサービスとして事前審査が必要なベータ プログラムを通じて提供されます。このサービスにより、顧客はアプリケーションやインフラ サービスの配信ならびに継続的なライフサイクル管理を自動化できると同時に、ITポリシーに応じたコンプライアンスを確保できます。
VMwareの管理ソリューションに関する詳細は、下記URLをご覧ください。※VMware vRealize Air Automationの日本市場での提供は、2015年以降を予定しています。
- VMware vCloud® Suite 5.8
Software-Defined Data Centerアーキテクチャに基づいてVMware vSphere®ベースのプライベート クラウドを構築、管理するための統合ソリューションであるVMware vCloud Suiteにより、組織は効率性、コントロール、俊敏性など、ITが備える重要なメリットを享受できます。VMware vCloud Suite 5.8は、ポリシー ベースのプロビジョニング機能をさらに強化しており、顧客はコンピューティング、ネットワーク、セキュリティ、ストレージ、ディザスタ リカバリ サービスなどを自社のアプリケーションやインフラに追加することができます。VMware vCloud Suite 5.8の主な機能は以下の通りです。- 保護対象の仮想マシンの数を5倍に拡張アレイ ベースのレプリケーション機能を活用する場合は、1台のVMware vCenter Server™あたり最大5,000台の仮想マシンまで、リカバリ プラン策定など企業が求める高い信頼性を備えた保護機能を利用できます。この保護可能な仮想マシンの数は従来の5倍です。
- VMware vCloud Automation Center上から、あらかじめ定義されたディザスタ リカバリの優先順位を、新規に追加された仮想マシンにセルフサービスで適用できます。
未来のITへの回答となるSoftware-Defined Data Center
現代の企業は大きな岐路に立たされており、IT部門はデータセンターの構築、運用にあたり、本質的に異なる2つのアプローチのどちらを選択するかの決断を迫られています。第1のアプローチは、安全かつコスト効率に優れた、俊敏性の高いオープンなアーキテクチャであるSoftware-Defined Data Center であり、第2のアプローチは、導入にコストと時間を要し、そして俊敏性と柔軟性に制約がある閉じたアーキテクチャであるhardware-defined data centerです。
VMwareのテクノロジを基盤としているか否かにかかわらず、Software-Defined Data Centerは異種混在のクラウド環境/ハイパーバイザー/物理環境の管理、オープンなインフラ フレームワークへの対応、そしてあらゆるハードウェア上での稼働が可能です。Software-Defined Data Centerは、ユビキタスな仮想化レイヤや、ネットワーク仮想化プラットフォームであるVMware NSXによるネットワークのマイクロ セグメンテーションを通じて、セキュリティ アーキテクチャを変革します。
VMware, Inc. 最高経営責任者(CEO) パット・ゲルシンガー(Pat Gelsinger)コメント:
「常に変化するビジネス環境のなか、IT部門のリーダーは、市場機会を十分に生かすために、信頼できるものを探しています。software-definedテクノロジを活用することで、ビジネスを非常に迅速に遂行することができます。ビジネスに現実的な影響を与えるこれらの特長により、Software-Defined Data Centerは世界をリードする企業でも主流となっています。VMwareは、Software-Defined Data Centerをさらにオープンかつセキュアで、そして俊敏性に優れたものへと進化させる取り組みを継続するという当社の姿勢を示しています」
■ ご購入および価格について
VMware Integrated OpenStackは2015年上半期に提供開始予定です。 VMware Integrated OpenStackのベータ プログラムの詳細は下記URLをご覧ください。(英語)
VMware NSX 6.1は、2014年第3四半期(7~9月)に提供開始予定です。
VMware vRealize Suiteは、2014年第3四半期(7~9月)に提供開始予定です。
VMware vCloud Suite 5.8は、2014年第3四半期(7~9月)に提供開始予定です。
■ ご購入および価格について
VMware vRealize Suiteの価格については、下記URLをご覧下さい。 それ以外の製品の価格に関する詳細、および各製品のご購入については、VMware国内パートナにお問い合わせください。
http://www.vmware.com/jp/partners
(1)「Taneja Group Report, August 2014」ならびにVMwareによる調査をもとに算出
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド時代においてビジネスの活性化を支援する仮想化ソリューションおよびクラウド インフラ ソリューションを提供いたします。ヴイエムウェアは、顧客がITリソースの構築・提供・利用を、発展的かつ企業特有のビジネスニーズ対応した方法で、移行できるよう支援します。ヴイエムウェアは、50万社を超える顧客、および7万5,000社を超えるパートナを有し、全世界にオフィスを展開するグローバル企業です。当社の2013年度の売上高は、52億1,000万ドルです。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。
VMware、VMware vSphere、vCenter、vCloud Suite、VMware NSXは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。
将来予想に関する記述
本プレス リリースには、VMware Integrated OpenStack、VMware vRealize Suite、VMware NSX 6.1などの新しいVMwareの製品やサービス、新製品で予定されている機能、コスト削減の可能性など顧客への潜在的メリット、予定される提供開始時期など、将来予想に関する記述 (forward-looking statement) が含まれており、1995年米国私募証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の「セーフハーバ」 条項 (the safe harbor provisions)に準拠しています。実際の結果は、特定のリスク要因により、将来予想に関する記述で予想された結果と大きく異なる場合があります。リスク要因には、(i) 世界的な経済状況や市場状況の悪化、(ii) ITの消費の落ち込みまたは遅延、(iii) 価格競争、業界再編、新規競合会社のクラウドコンピューティングやネットワークの市場への参入、当社の競合会社による新製品の投入およびマーケティング施策などの競合状況、(iv) 顧客の新製品の開発、および新しい製品やクラウドコンピューティング、ネットワーク仮想化、software-defined data centerなど新たなコンピューティング戦略へ移行する能力、(v) 顧客の新興技術に対する許容性(賛同の有無)、(vi) 仮想化ソフトウェア、クラウドコンピューティング、ネットワークの飛躍的な技術革新および市場変化、(vii) 製品開発スケジュールの変更、(viii) VMwareの専有技術を保護する能力、(ix) VMwareが優秀な従業員を採用、維持できるかどうか、(x) 世界的な経済状況などの不確定要素が含まれますが、これらに限定されるものではありません。
これらの将来予想に関する記述は、現時点での予想に基づくものであり、状況、重要性、価値、および効果の不確実要素と変化、ならびに 最新の報告書 Form 10-Q、Form 10-K、Form 8-Kを含む米証券取引委員会に提出した文書に詳しく記載されているその他のリスクによる影響を受けることがあり、実際の結果が予想と異なる可能性があり ます。VMwareは、このプレスリリース後にこれらの将来予想に関する記述を更新する義務を一切負いません。