ヴイエムウェア、
通信/エッジ クラウド ポートフォリオを拡大し、
通信サービスプロバイダと企業の接続性と自動化の強化を支援
【2019年8月28日(日本時間)東京発】
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジョン ロバートソン)は本日、通信/エッジ クラウドのポートフォリオを拡大したと発表しました。通信ネットワークのリアルタイム インテリジェンスに加え、通信/エッジ/IoTアプリケーションの自動化とセキュリティを強化します。VMwareはこれまでも世界中の大半の通信サービス プロバイダと企業の重要なインフラ パートナとしてサービスを提供してきていますが、通信サービス プロバイダと企業がさまざまなユースケースを念頭に置きながら、4G/5Gネットワーク設備を効率的に導入、最新化できるよう支援します。この発表に関連して、VMware, Inc.は無線アクセスネットワーク(RAN)をチューニングするAI(人工知能)ソリューションを手掛けるUhanaの買収完了、OpenStackソリューションの次期版となるVMware® Integrated OpenStack(VIO)6.0、オンプレミス版VMware Pulse™ IoT Centerの発表も行いました。
通信サービス プロバイダと通信事業者は法人・個人顧客により良いサービスを提供
5Gアプリケーションの登場により、通信サービス プロバイダは他社との競争の激化や、法人・個人顧客の解約低減への対応に追われ、それを克服する差別化要素としてサービス品質の重要性が増しています。ネットワーク機能の仮想化(NFV)やSD-WAN(Software-Defined WAN)といったテクノロジの台頭に加え、モバイル/IoT機器でのe-SIMの採用などにより、RANやコアネットワークの仮想化も進み、サービス品質は一層、重要視されています。VMwareは、通信ネットワークの利用体験を最適化するリアルタイムの深層学習エンジンを開発するUhanaの買収を完了しました。Uhanaは、モバイル ネットワーク加入者の利用体験を最適化する予測的AIエンジンを提供しています。同社のインテリジェントな分析は、VMware Smart Assuranceやその他のネットワークデータ収集製品のサービス保証機能を補完し、強化します。
VMwareのSD-WANソリューションは、世界中の通信サービス プロバイダ間で採用され、そのポジションを強めています。VMware SD-WAN by VeloCloudは現在、世界で100社以上の通信サービス プロバイダで利用され、数千社の企業顧客のアプリケーション パフォーマンスの改善や迅速なWANの構築、ネットワーク運用の簡素化を支援しています。
通信サービス プロバイダの「クラウドの孤立」リスクを軽減するVMware Integrated OpenStack
通信サービス プロバイダがネットワーク アーキテクチャを4Gから5Gへと変革し、エッジ データセンタの構築や導入したマルチクラウドの管理に取り組む中、従来これらの業務で中心的な役割を果たしてきたOpenStackソフトウェア プロバイダのソリューションがコスト超過を招くサイロ化に向かっている点が顕在化してきました。実用的な管理、接続が可能なプライベート/パブリック/エッジのクラウド環境の実装が困難な場合、その影響が顧客や収益に及ぶ可能性があります。VMwareは、VIO 6.0の発表により、OpenStack環境での通信向け仮想クラウドの実用的な導入やコンテナ対応、マルチクラウド対応として、同クラウドへの投資を継続します。
VIO 6.0は、通信サービスプロバイダ向けにマルチクラウド環境で一貫したポリシーを持つ共通プラットフォームを提供します。VMware Integrated OpenStackと最新版のVMware Smart Assuranceにより、物理/仮想OpenStackネットワークを可視化しながらサービスへの影響と根本原因の分析を行える保証機能を実現します。また通信サービスプロバイダはVMware Smart AssuranceとVIO 6.0を通じて、運用をインテリジェント化する自動化を利用し、サービスへの影響と運用コストを削減できます。
また、VMwareはVMware vCloud® NFVインフラとVMware Integrated OpenStackを基にしたエッジ ベースのクラウド ネットワークの開発と導入の設計原則を提供する新しいTelco Edge Reference Architectureを発表しました。通信サービスプロバイダは、VMware Integrated OpenStackを活用して、単一の中央データセンタから複数のエッジ サイトを管理でき、ネットワークパフォーマンスを最適化しながら、エッジ全体のフォットプリントを削減できます。
5Gネットワークでは、クラウド ネイティブを前提とした構築が進み、通信サービスプロバイダは復元性と柔軟性を向上させながら、導入時間の短縮に努めています。VIO 6.0の最新版にはKubernetesのサポートが含まれ、通信サービスプロバイダ向けにコンテナ アプリケーション/サービスのクラウドネイティブ プラットフォームを提供します。
エッジからエンタープライズIoTを実現させるVMware Pulse IoT Center 2.0
5Gによりイノベーションが促進され、エンタープライズ環境でのコネクテッド デバイスとIoTを利用するユースケースが飛躍的に増加し、企業はエッジの導入方法を模索しています。最新版となるオンプレミス版VMware Pulse IoT Center 2.0は、VMwareのIoTとエッジに対するコミットメントに基づいて開発されています。すてに提供されているSaaS版製品を補完し、顧客に柔軟性と導入時の選択肢を提供します。エンタープライズ環境全体を通じてIoTの導入をセキュアに拡張し、管理したいと考える顧客に対して、今回、オンプレミスへの展開で完全管理を実現する選択肢も増えました。
VMware Inc. 上席副社長 兼 Telco NFV グループ担当ゼネラル マネージャー
Shekar Ayyar(シェイカー・アイヤー)コメント
「5Gネットワークは、これまでにない転送速度と超低遅延を実現し、想像を超える通信/エッジ クラウドのユースケースを創出します。Uhanaの買収によるAIベースの学習機能の追加により、通信/エッジ クラウドの機能は飛躍的にスマートになり、より良いサービスの提供や、障害の迅速な復旧、修復が可能になります」
*US参考資料原文、および参考資料内コメントは下記URLよりご覧ください。(英語サイト)
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアのソフトウェアは、複雑化する世界中のデジタル インフラを支えています。ヴイエムウェアのクラウド、ネットワーキング、セキュリティ、デジタルワークスペースを、世界中のパートナ エコシステムを通じて顧客にダイナミックかつ効率性に優れたデジタル基盤として提供しています。カリフォルニア州パロアルトに本社を置き、ビジネスと社会に貢献するVMwareの革新的なイノベーションの提供からグローバル インパクトまで世界への貢献に努めています。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。
VMware、VMware Integrated OpenStack、VMware Pulseは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。