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ヴイエムウェア、VMware® Virtual SAN™の提供開始を発表

 

ヴイエムウェア、VMware® Virtual SAN™の提供開始を発表

VM視点のポリシー設定と組み込まれた自動化機能をベースとした
VMware独自のアーキテクチャーにより、仮想環境のストレージを簡素化

【2014年3月13日(日本時間)東京発】ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三木 泰雄)は本日、同社のSoftware-Defined Storage(ソフトウェア定義のストレージ)分野の最初の製品となるVMware® Virtual SAN™の提供開始を発表しました。

VMware vSphere®のカーネルに直接統合されたVMware Virtual SANは、ハイパーバイザー統合型ストレージという新たな階層を提供します。このソフトウェアは、業界標準のx86サーバに内蔵されたハード ディスク ドライブ(HDD)とサーバ サイド フラッシュを抽象化、プール化することにより、仮想マシン(VM)向けにパフォーマンスと耐障害性に優れた共有データストアを作成できます。VMwareのベンチマーク試験でのVMware Virtual SANのパフォーマンス結果は以下の通りです。

  • 32ノードクラスタで最大200万IOPS(読み取り) 1
  • 32ノードクラスタで最大64万IOPS(読み取り/書き出し) 2

仮想マシン用のシンプルで高パフォーマンスなストレージ
VMware Virtual SAN は、ストレージのプロビジョニングと管理をシンプルにすると同時に、TCO(総所有コスト)を削減し、より俊敏なIT運用モデルを実現します。VMware Virtual SAN は、企業向けストレージが備える信頼性/堅牢性と、あらゆるハードウェア障害でデータの損失を防ぐ優れた耐障害性を備えています。この機能は、仮想デスクトップ(VDI)、テスト/開発環境、災害復旧(DR)など、仮想環境におけるさまざまな用途に最適です。
VMware Virtual SANの詳細な機能は以下の通りです。

  • ハイパーバイザー統合型アーキテクチャー
    VMware vSphereのカーネルに統合されたVMware Virtual SANは、より優れたパフォーマンスを提供するために最も効率的なデータへのパスを提供するとともに、ITリソースの使用率を最小化し、CPUのリソース消費を10%以下に抑えます。
  • 柔軟でリニアな拡張性による高パフォーマンス
    VMware Virtual SAN はフラッシュによる読み取り/書き出しのキャッシングを通じて、高速なパフォーマンスを実現しています。このソフトウェアは、パフォーマンスや容量のプロビジョニングに柔軟かつ細やかなアプローチを採用しており、これにより利用者は1ノード単位でクラスタまたはディスクを追加できるため、オンデマンドかつリニアにクラスタを拡張できます。
  • ストレージ ポリシーに基づく管理
    ストレージ ポリシーに基づく管理により、VMware Virtual SAN はストレージの管理モデルを従来のデバイス ベースからアプリケーション ベースに移行できます。VMware Virtual SANの単一データストア上で、VMごとのポリシーに基づいてさまざまなサービスレベルを設定することができます。これによりIT管理者は、LUNやボリュームによる複雑な設定が不要になるため、オーバー プロビジョニングを回避できると同時に、ポリシーを簡単に変更できます。また、自動化されたプロビジョニングと管理により、IT管理者のSLA達成をサポートします。
  • VMware スタックとの統合
    VMware vSphere Web Client上のわずか2回のクリックでVMware Virtual SANの設定と導入を簡単に行うことができます。VMware Virtual SAN とVMware vSphere の統合により、利用者はバックアップ、クローン作成、レプリケーション、スナップショットなどのデータ サービスや、VMwareの提供するDistributed Resource Scheduler™、High Availability、vMotion、Storage vMotionなどの機能も利用できます。さらに、VMware Virtual SAN はVMware Horizon View 5.3.1、VMware vCenter Site Recovery Manager、VMware vCenter™ Operations Management Suite™、VMware vCloud Automation Centerとの相互運用性も備えています。

ハードウェアを問わないソリューションである VMware Virtual SAN は、さまざまなサーバ上で導入することができます。利用者は導入にあたり、サーバに事前構成されたVMware Virtual SAN Ready Nodesと、利用者が自由にコンポーネントを選択できるコンポーネント ベースのハードウェア互換性ガイドという2つの導入オプションを選ぶことができます。本日時点で150以上のコンポーネントと13のReady Nodesが VMware Virtual SAN認証を取得しています。VMware Virtual SAN のハードウェア互換性ガイドは下記URLをご参照ください。(英語サイト)
http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=vsan

顧客のTCOの削減をサポート
VMware Virtual SAN は、設備投資コスト(CAPEX)と運用コスト(OPEX)の削減を通じて、TCOを抑えることができます。VMware Virtual SANは、業界標準の x86 サーバに内蔵されたハード ディスク ドライブ(HDD)とサーバ サイド フラッシュをプール化することで、サーバ サイド ハードウェアの経済的なメリットを最大限活用します。利用者は、スモール スタートで利用を開始し、容量やパフォーマンスを拡張したいときにディスクまたはノードをVMware Virtual SANクラスタに無停止で追加できるため、多大な初期投資が不要になります。またVMware Virtual SAN は、時間のかかる手動プロセスや従来の複雑な変更管理、ストーレッジ設定、キャパシティ プランニングなどの業務を自動化機能によって低減できるため、運用にかかるコスト(OPEX)を削減できます。

■ご購入および価格について
VMware Virtual SANは本日より随時、国内販売パートナ様より購入できます。
パートナに関する情報は  http://www.vmware.com/jp/partners/ をご覧ください。

VMware Virtual SANのコア、vRAM、VM数の制限のない1プロセッサあたりの市場想定価格は31万2,000円~です。また、VMware Virtual SAN for Desktopの1ユーザあたりの市場想定価格は6,000円~です。

  • 期間限定で購入できるVMware Virtual SANとVMware vSphere Data Protection Advancedのパッケージ製品のコア、vRAM、VM数の制限のない1プロセッサあたりの市場想定価格は36万円~です。
  • VMware vSphere Storage Applianceを利用中のユーザは、期間限定で割引価格にてVMware Virtual SANにアップグレードできます。

1. 2 million IOPS on read-only workloads achieved on 32 node VMware Virtual SAN cluster, based on IOmeter benchmark, February 2014

2. 640,000 IOPS on mixed workloads (Mixed = 70 percent/30 percent Read/Write, 4K 80 percent random) achieved on 32 node VMware Virtual SAN cluster, based on IOmeter benchmark, February 2014

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド時代においてビジネスの活性化を支援する仮想化ソリューションおよびクラウド インフラ ソリューションを提供いたします。ヴイエムウェアは、顧客がITリソースの構築・提供・利用を、発展的かつ企業特有のビジネスニーズ対応した方法で、移行できるよう支援します。ヴイエムウェアは、50万社を超える顧客、および5万5,000社を超えるパートナを有し、全世界にオフィスを展開するグローバル企業です。当社の2012年度の売上高は、46億1,000万ドルです。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。

VMware、vCenter、vCenter Operations Management Suite、VMware Virtual SAN、Distributed Resource Scheduleは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。