ヴイエムウェア、
Workspace ONEの新たなイノベーションを発表
Microsoft社との継続的な協業を通じて、VMware Horizon上でのSkype for Businessの利用体験を最適化
- 新たに提供されるVMware Workspace ONE Essentialsにより、デジタル ワークスペースの製品群を拡張し、企業があらゆるエンドユーザやユースケースで活用できるデジタル ワークスペースの構築を支援
- Workspace ONEの最新のイノベーションにより、Office 365向けのセキュリティ強化や、あらゆるWebアプリケーションへのモバイルからのシングルサインオン(SSO)など、ユーザの利用体験の向上を実現
- Microsoft社との継続的な協働により、VMware Horizon上でのSkype for Businessの最適な利用を可能にするテクノロジ プレビューを公開
【2016年10月19日(日本時間)東京発】
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジョン ロバートソン)は本日、同社のデジタル ワークスペース製品群をさらに拡張する新製品となるVMware Workspace ONE Essentialsを発表しました。このVMware Workspace ONE Essentialsは、シンプルかつ安全なID管理に基づくワークスペースを実現するスタンドアロン製品として、ビジネス上のデータやアプリケーションへの統合的なアクセスを提供します。新製品によりさらに拡張されたWorkspace ONEソリューションでは、全社的なデジタル ワークスペースの導入に向けてあらゆる種類のエンドユーザやユースケースに対応できる標準化されたデジタル ワークスペースを構築できます。さらに、Workspace ONEに新たに追加されたイノベーションには、新たに搭載されたOffice 365向けのデータ漏えい防止機能などのセキュリティの強化や、あらゆる業務用Webアプリケーションへのモバイルからのシングルサインオン(SSO)によるエンドユーザの利用体験の向上のための機能が含まれています。そして、Microsoft社との継続的な協業を通じて、エンドポイント間でピアツーピア(P2P)通信を行うための仮想チャンネルやエンドポイントへのメディア処理オフロードなどを活用して、VMware Horizon上でSkype for Businessの最適な利用を可能にするテクノロジ プレビューも公開しました。
新たに提供されるVMware Workspace ONE Essentialsとデジタル ワークスペース向けの一連のイノベーション
さまざまな企業が自社のデジタル トランスフォーメーションの実現に向けてヴイエムウェアのWorkspace ONEを採用しており、今回発表されたVMware Workspace ONE EssentialsはVMware Workspace ONEの新しいエディションとなるものです。そして、この新エディションにより、BYOの取り組みを推進している企業では、ID管理に基づくワークスペースを通じて管理されていないデバイスでも業務アプリケーションやサービスにアクセスできるようになります。また、この新製品には、ユーザ認証やアプリケーション カタログなどの機能が含まれており、IT管理者は業務アプリケーションへのアクセスに対するコントロールと可視性を得るため、企業に求められるセキュリティの確保を実現します。また、エンドユーザは、生産性を向上させるために必要なすべての利用可能な業務アプリケーションやサービスへの統合的なアクセス、アプリケーションのセルフサービス、デバイスやプラットフォームを問わないシングルサインオンなどの機能を備えた、コンシューマ製品のようなシンプルさによるメリットを享受できます。
既存のWorkspace ONEソリューションとの組み合わせにより、あらゆる種類のユーザやユースケース向けに全社的なデジタル ワークスペース戦略を採用できるようになります。ヴイエムウェアは、個人利用のオンライン ファイル共有サービスへの接続を防止するOffice 365アプリケーション向けのデータ漏えい防止機能など、Workspace ONEの技術革新に継続的に取り組んでいます。また、Workspace ONEのポリシーエンジンにより、個人利用のファイルには個人のオンライン ファイル共有アプリケーションの利用を許可しつつ、Office 365など管理下にある業務アプリケーションからの利用のみを制御することができます。このソリューションにより、組織はOffice 365を安全に導入できるだけでなく、業務利用が認められたその他のアプリケーションやサービスと統合できるようになり、同時にデバイス上のファイルやデータを業務用領域として管理できるようになります。
さらに、ヴイエムウェアとF5 Networks社との協業により、SAMLに対応していない業務用Webアプリケーションを含む、既存のあらゆる業務用Webアプリケーションにシングルサインオンでアクセスできるようになります。このソリューションは、Workspace ONEの環境でF5 NetworksのBIG-IPプラットフォームを稼働させることで実現します。そして、このソリューションにより、すでにWorkspace ONEに搭載されているシングルサインオンの機能を拡張すると同時に、エンドユーザの利用体験をさらに向上させるために、デジタル ワークスペースで利用できるアプリケーション(Web、モバイル、SaaS、最新/従来のWindowsアプリケーション)を大幅に拡大できます。
Microsoft社との協業を通じて、Horizon上でのSkype for Businessの利用体験を最適化
ヴイエムウェアはMicrosoft社との協業による、仮想デスクトップと公開アプリケーション環境でのMicrosoft社Skype for Businessの利用体験をさらに向上するテクノロジ プレビューを披露しました。この共同ソリューションでは、エンドポイントの仮想チャンネル間で直接ピアツーピア(P2P)による通信を行うことができるので、メディア処理をエンドポイントにオフロードすることで実現しています。この結果、エンドユーザの利用体験をさらに向上するとともに、データセンタ インフラの負担を軽減できます。一般的に、仮想デスクトップ環境でSkype for Businessを利用することで、データセンタ内での企業データの安全性の確保やデータ流出の防止など、安全なコラボレーションが可能になります。また、この共同ソリューションでは、一元的な導入やアプリケーションのアップデートを通じて、優れた可視性やポリシーの管理/制御の機能を備えたシンプルな管理が可能になります。さらに、この共同ソリューションにより、デバイスやプラットフォームを問わず、一貫したエンドユーザの利用体験を実現できると同時に、ITインフラのコストを削減できます。
デジタル トランスフォーメーションの促進
ルフトハンザドイツ航空の子会社であるルフトハンザ カーゴは、450人のクルーを擁し、世界45カ所に拠点を置くグローバルな貨物航空会社です。ルフトハンザ カーゴでは、コンプライアンスの強化、モバイルデバイス管理、そして操縦室内の電子機器を削減のための最新のエレクトロニック フライト バッグ(EFB)の導入にあたり、Apple社のiPadへの移行を支援するアプリケーションの管理/配信ソリューションとして、VMware Workspace ONEとAirWatchを導入しました。これにより、コックピット重量の大幅な軽量化、新技術の導入のための承認プロセスの短縮、燃費の向上などを実現しています。さらに、最新のアップデート、アプリケーション、取り組みなどを従業員に迅速に提供することも可能になりました。
Akademiska Hus社は、16拠点に約400人の従業員を有するスウェーデンの大手不動産会社です。同社は、従業員が場所の制約を受けずに仕事ができるモバイル環境に加え、コスト効率に優れ、将来に向けた持続可能な投資としてのソリューションの導入を目指していました。同社ではVMware Horizonの導入による優れた投資対効果(ROI)を受け、VMware Workspace ONEプラットフォームと、デバイスの統合管理、アプリケーションの配信、ID管理などを備えたデジタル ワークスペースを導入し、さらなるモバイル化に向けた取り組みを推進することを決定しました。その結果、従業員による情報へのアクセスのしやすさの大幅な向上、ハードウェアの長寿命化、ヘルプデスクへの問い合わせを60%削減するなどのメリットを実現するとともに、各種サービスの迅速な提供と利用など、導入前と比較してエンドユーザの利用体験を改善しています。
Sally Beauty Holdings社とその子会社は、世界最大規模の業務用美容品会社です。世界中の4,000以上の店舗を通じて美容のプロフェッショナルや一般消費者向けに商品を提供する同社は、時間と場所を問わず、従業員があらゆるデバイスから安全に業務用アプリケーションやデータにアクセスできることで可能になる、俊敏性と優れた生産性の実現に向けてVMware Horizonを採用しました。Sally Beauty社は、同社の従業員や顧客がますますモバイルやクラウドのテクノロジを活用するなか、旧来の伝統的な企業から、よりデジタル化された企業へと進化しています。
デジタル ワークスペース ソリューションの拡張
今回の発表は、先日発表されたWorkspace ONEとVMware AirWatchに搭載された業界をリードするさまざまなイノベーションを基盤としています。これらのイノベーションは、エンドユーザ コンピューティングの進化を支えるヴイエムウェアのソリューションの拡充と、デジタル トランスフォーメーションを推進するテクノロジ リーダーシップを証明するものです。先日発表した最新のWorkspace ONEとVMware AirWatchの主な特長は以下の通りです。
- VMware AirWatch 9.0と、新たに提供される統合エンドポイント管理を担うVMware AirWatch Unified Endpoint Management(UEM)ソリューション
- 新たに提供されるWindows 10への移行サービスであるVMware SysTrack Desktop Assessment Service
- IoTデバイスへの対応と業界をリードするスマートグラス メーカーや拡張現実(AR)アプリ開発企業との協業
- VMware AirWatchを活用した分析プラットフォームの開発に向けたヴイエムウェアのビジョン
- Symantec社とヴイエムウェアの協業による、AirWatchを通じたモバイルに対する脅威からの保護や修正のための統合的なアプローチ
最新のWorkspace ONEとVMware AirWatchに関する詳細は、先日発表したプレスリリースもご参照ください。
https://www.vmware.com/jp/company/news/releases/2016/airwatch-product-jp.html
VMware, Inc. エンド ユーザ コンピューティング担当上席副社長 兼 グローバル マーケティングおよびコミュニケーション 統括責任者 サンジェイ・プーネン (Sanjay Poonen)コメント: 「今年初めの提供開始以来、VMware Workspace ONEに搭載された多くの技術革新は、当社のこの分野における機運の高まりを示すとともに、顧客による導入が堅調に推移していることは、これらソリューションが現実世界での課題に対応できる能力を備えていることを証明するものです。この取り組みをさらに推進するにあたって、Microsoft社との継続的なパートナシップを通じてHorizon上でのSkype for Businessのテクノロジ プレビューを紹介できることを大変嬉しく思います。このパートナシップは、Workspace ONEプラットフォームにとって必要不可欠な要素であり、顧客によるMicrosoft社の業界をリードするコラボレーション ソフトウェアのあらゆるデバイス上での配信、利用を最適化します」
■ご購入および価格について
VMware Workspace ONE Essentials は2016年第4四半期に提供開始予定で、市場想定価格は1ユーザあたり1カ月490円(税抜)からの予定です。
Workspace ONEのデータ漏えい防止機能は2016年第4四半期に提供開始予定です。
Workspace ONEの強化されたシングルサインオン機能は既に利用可能です。
価格の詳細やご購入についてはヴイエムウェアの国内パートナまでお問い合わせください。
http://learn.vmware.com/apac_jp_co_solution-p_index
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド インフラとビジネス モビリティの分野で世界をリードし、顧客のデジタル トランスフォーメーションを加速させています。そして、Cross-Cloud Architectureや、データセンタ、モビリティ、セキュリティのソリューションの提供を通じて、顧客企業がビジネスやITに対してSoftware-Definedの手法を活用できるように支援しています。今日、全世界で50万社を超える顧客、および7万5,000社を超えるパートナを有し、2015年度の売上高は、66億米ドルに上ります。VMwareの詳細は www.vmware.com/jpをご覧ください。
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VMware、VMware Workspace、Workspace ONE 、Horizon、AirWatch、AirWatch Unified Endpoint Managementは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です。